新章開廷！！PANERAI

 3日間のパワーリザーブや日付表示を持つ自動巻きムーブメント Cal.9000 シリーズ

この自動巻きムーブメントは、カレンダー連動時差修正機能に加えて、７２時間という長いパワーリザーブを持っています！ゼンマイを巻き上げると最低３日間動くため、機上で動かなくてもゼンマイ切れで止まる心配は少ないのです！

発表当初、P.９０００系は若干のマイナートラブルに悩まされていました…しかし！発表から８年たった現在、ほぼ成熟し高い基礎性能を味わえるようになりました！性能だけを比較すると、後継機のＰ．９０１０系はいっそう優れているはずなのです。

ただ、完成した今の Ｐ．９０００系には、実用機ならではの信頼性を十二分に期待できます！

パワーリザーブが8日間から3日間に短くなったP．９０００系キャリバーは、自動巻き機構を搭載し、価格もＰ．２０００シリーズに比べて大幅に抑えられています。Ｐ．２０００系で自動巻きモデルのキャリバーＰ．２００３は、10日間のパワーリザーブを備えていますが、これを搭載した時計は ルミノール １９５０ 3デイズ GMTの倍近い価格になっています。
3デイズ GMTはそれでもなお、第2タイムゾーン表示機能（12時間針用の昼夜表示は非装備）やパワーリザーブインジケーター（ケースバック側にあり水平スライド式ではありません）など、10デイズが備えていたスペックをほぼすべて搭載しています！また、リュウズを時刻合わせのポジションに引き出すと秒針が戻る、ゼロリセットセコンド機構も備えています

エンジニアの技

テクニカルな意匠とパワーリザーブインジケーターを備えた”キャリバーP.9001

キャリバーＰ．９００１以外に、Ｐ．９０００シリーズには第2タイムゾーンやパワーリザーブインジケーターを載せていないモデルもあり、キャリバーＰ．９００２ではパワーリザーブインジケーターが文字盤側に搭載されています。

イタリア生まれのスイスブランドが生み出すモデルのすべてに共通するアイデンティティを直ちに認識することができます。ポリッシュ仕上げのベゼルを備えたサテン仕上げのクッション型ケース・リュウズをケースに押し込むレバーロック機構の付いたリュウズプロテクター・そしてアラビア数字とアワーマーカーを組み合わせた文字盤構成は、パネライ独自の様式なのです！

１９５０年製のルミノールのモデルまで遡るこのデザインの主題は、なんとも見事な解釈が加えられつつ、今も受け継がれています。ですが、パネライの他のモデルとあまり違いがないと言えば、それも事実であります…プロダクトラインが著しく相似していることは、ブランドの強みであると同時に弱点にもなってしまうのです…この様なデザインを好まない時計愛好家にとっては、同一ブランドで選べるモデルがないのはやはり短所となります。強みと言えば、やはりどのモデルもひと目でパネライと分かる点であります！

そして！デザインがレトロであるが故に、時代が変わっても古びて見えないのも長所と言えますですから、ルミノール 3デイズは 10年経っても決して時代遅れにはなりません