ダウンエイジングのススメ

ダウンエイジングヒューマンCITY

一階に降りて来たアボジはジアンが持って帰って来たリストをもう一度見る。

ページをめくって行く。

ジアンが丸をつけてる場所で見覚えのある住所がある。

ボミョン洞弘仁アパート(集合住宅)？

ここは私が工事したところだが、おかしいな。持株数を見ると、4000もある。どうしてこんなに多いんだ？

アボジは、リストの住所を訪ねてみる。

ドアをノックして、いらっしゃいますか？

どちら様ですか？

イゴウンさんでしょう？

ノジニさんのお願いに来ました。

ドアが開き

ノジニさんがどうしたんですか？

株主総会の委任状を受け取るように言われて来たんですが。

まあ、もう差し上げたじゃないですか。

あの、ノジニさんのお願いで、株式を購入されたのでしょう？

そんな事をどうして聞くのですか？

あのですね。これは重要な事なのですが、本人のお金で買われたのではありませんね？

相手は狼狽して、いいえ。違います。私のお金で買ったんです。

それではどうして、ノジニさんに委任状を渡すのですか？

それは私の勝手でしょう？

ノミョンヒ代表の解任案の否決に同意する委任状を下さると仰ったのでしょう？

気持ちが変わったんです。と慌てて家に入ってしまう。

次のリストを見るアボジ。

黄色いバンが止まり、子供が降りて来る。

先生がさようなら。また来週ね。と言うと、降りた子は先生の言葉を何度もつぶやきながら家に入って行く。

アボジは次のところに行き、

いらっしゃいますか？いらっしゃらないんですか？とドアをたたく。

次のところに行こうとするアボジ。胃が痛くなり、

うずくまり吐くアボジ。

次のところで、この株は借名取引されたのでしょう。

これが刑事告発されたら、子供のオンマが大変な事になりますよ？

アボジはコンビニの前で、買って来たコーンスープをすくって飲むが、胃が痛む。

そこに電話がかかって来る。

ソクトからだった。

もしもし？

お店で会う二人。

どうしたんだ？とアボジがソクトの前に座ると、

ジアニから電話がかかって来たんだ。お前と事業をして、くれたのは確かかと。先に2000万ウォンくれたのかと。だからそうだと言っておいた。

よく言ってくれた。

おまえ、2000万ウォン何処から出て、ジアニに渡したんだ？

誰かに借りたんだ。

お前が誰にお金を借りる？顔がどうしてそんなにしかめている？顔色がとても悪いよ。

俺が顔色悪いか？

悪いよ。顔色が悪い。

そうか。それじゃ、もっと悪くなる前に写真でも一枚撮っておかなきゃな。

ソクトは全部察して、や～お前、癌の保険金を貰ったのか？それを受けとって、ジアニに渡したんだな？

下を向き、うなずくアボジ。

や～テスや～。

ヨンググ、ジアンとヒョクが記事を見ながら話している。

チョンミョンスが代表になって理事会の招集を代表理事だけできるように定款を改正すれば

チェドギョン氏も、ご両親も、ノヤンホ会長までヘソンにもどれなくなる。とヒョク。

そうしたら、永遠にヘソングループを取り戻せないじゃない。

だから、何があっても代表取締役選任を否決させなくては。

ジアンの電話が鳴り、見るとアッパだった。

店で会うジアン。

お前が置いて言った株主名簿を見たのだが、お前に同意書をくれると言って、先延ばしにしていたのを横に数字を書いてあったじゃないか。その中に一か所、私が工事をしたところがあったんだが。

それで？

見たんだが、株を３億以上買ってた。３ヶ月前に。そこの集合住宅がそんなに３億ずつ出して、株式を買うような近所ではないんだ。

だから、行ってみたら、やはりノジニの借名株だ。

その人がそう言ったの？

いいや。その人は違う言ったよ。だがお前に委任状をくれると言っておいて、ノジニにあげたんだ。

気持ちが変わったのかもしれないでしょう。

違うよ。アボジが書いたリストを指さして、

ここ、ここ、ここ、さらにここで４人。

不審な人４人を見つけたが、その証拠を見つける方法がない。

私達がジスのアッパに電話して、この人達を調査をしてくれと言ってくれ。

アッパ・・アッパがどうして、ここまで。これだけ調べるのに、数日かかる事なのに。

人の気持ちは流れる水のようで、二つのうち一つでも水流が変わる。もしもの変数に備えて。

もっと安全なのがいいじゃないか。

私が研修に行かないかもと思ってるの？あの人が上手くいかなかったら、私が研修に行けないと。あの人のために、未練があると、研修に行けないと思って、そうしてるの？どうしてこんな苦労をしたの。

ジスのご両親じゃないか。

お前が愛する人の事だ。

アッパ・・・。

そうだ。あの人がここで心が楽になれば、お前の心も楽になり、行けるのではないか？私もあの家にまだ借りがあったから。

ドギョンはヘソンアパレルのマーケッティング部で会議をしている。

私達へソンアパレルで扱うブランドオエルの主な顧客は35～45歳でした。ダウンエイジングプロジェクト（年齢層を下げる）は社会人一年生や20代の働く女性達もオエルの売り場に行けば、このシーズンの服が必ずあると考えるように、全年齢層を網羅して、韓国の代表の女性トータルファッションブランドとしてリードして行く事が必要です。

みんなが拍手する。

マーケｯティング部では、

デザイン室に準備したダウンエイジング製品を見ながら、次世代の広告モデルを考えて見てください。

みんなが集まって話し始めると、携帯に着信がある。ジアンからのメッセージだった。

ジアン）急ぎの事があり、電話で話したいのですが。

ドギョンはみんなに、少しだけ、電話をかけて来ます。

みんながお辞儀する。

続きます。