中間管理職なら知っておくべき女に声を掛けるの5つの法則
中に入ると
「こんにちは」
「こ、こんにちは…」
「あ、この子僕のお客さんだから」
「かしこまりました」
私はそのお姉さんに会釈をすると
社長の後ろをついて奥へ入って行った。
オフィスは大きくはないけれど
清潔感があってとても綺麗だった。
応接スペースのような所に案内されると
「楽に座ってね~」
とソファに案内される。
先程の受付の女性が
お茶を持ってきてくれると
社長は
「ジャジャーーーン!」
と化粧箱を出してくる。
社長が開けた箱の中には
美味しそうなケーキが入っていた。
社長は
「食べよう!
あ!君の分もあるから
後で食べてね~」
と受付の女性に声を掛ける。
「いつもありがとうございます~」
と女性は嬉しそうにお礼を言って
「では後でいただきますね。
ごゆっくりどうぞ」
と去って行った。
「よし
じゃあ食べながらお喋りしましょうか」
社長は丁寧にケーキを箱から出しながら
そう言って笑った。
気取らなくて
良い意味で社長らしくない社長で
私は益々魅力を感じる。
最初は社長の会社のことや
社長自身の話を色々と聞かせてくれた。
女に声を掛けるの向こうにあなたの無事を待つ人がいる。
最近、うちの娘は逆ナンパをする(笑)
なんか、無性に友達の輪を広げたいらしく、遊びにいく場所場所で、声を掛ける
まぁ、女の子に声を掛けることが、ほとんどであるが、頑張っている
でも、まだ二回会った子はいない
今のところ、みんなその場だけの遊び友達
同じ子とは、遊ばない、かなり遊び人の女性
しかし、6歳ですからぁ(笑)
どちらにしても、興味は同年代と遊ぶことのようです
そんな彼女に、今日はラッキーなことが訪れました
僕と以前、仕事をしていた友達が湘南に遊びに来ていると連絡をくれました
娘に伝えると、彼女は大喜び!
でも、まだ見ぬ友達が、どんな子なのか、不安と期待を胸に抱いているのが、僕に伝わりました
大丈夫だろうか?
写真の親子が、友達です
子供は、5歳の男の子
娘に伝えると、娘はひと言言いました
いっこ下かぁー
笑いそうになりました
でも子供って、意外と年齢を気にしますよね
そして、お姉さんとして振る舞う決意をしたようでした(笑)
そして実際に会った時、最初のうちは、お姉さんキャラを意識してリードしていました(笑)
でも、子供って素敵
直ぐに仲良くなりました
そんな二人を見て、友人も僕も満足しました
帰宅してからも、よっぽど嬉しかったらしく、ずっと息子くんの話をしていました
親として、気になるくらいに!
もしかして、娘も年下を選ぶのか(笑)
ふかふかチャオ
*****ふかふかラン******
足の小指の影響で、まともには走れませんが
ほとんど歩く位の感覚で
本日7km
月間走行距離計72km
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女に声を掛ける 来た、見た、買うた
旅の到着はもう少し先にあって…
此処は、そこから目と鼻の先にある邸(やしき)…
旅に疲れた家臣達の為に宴が行われ、気負いの若い家臣達が酒に酔いながら、次から次へと盃を空にした。
僕はその様子を岡田様の傍らで黙って見ていたが…
旅でひどく疲れた僕の体は重くて…
これ以上この場所に居られなくなって…
「体調がすぐれないので…先に部屋に戻っ…」
「あぁ…かまわないよ…誰か健を…」
岡田様が自分の近くにいた若い女中に声を掛けると
「慣れない邸(やしき)だ…健を部屋まで案内してやってくれ…」
そして僕は一人…
夕食の宴を早々に切り上げて部屋へと向かう事ができた。
邸の長い廊下を、僕の斜め前を歩く女中の手持ち行灯(あんどん)の光に導かれながら部屋へと向かった。
「はぁ…疲れた…」
流石に疲れた体から、ため息と一緒に出た言葉に前を歩く女中が
「大丈夫ですか?」
声を掛けてきた…
「何でも無いよ…大丈夫…です…」
僕は、僕の事を心配して声をかけてくれた若い“女中さん”に少し冷たく言葉を返した気がしてきて…
僕の前を腰を低く屈(かが)めて、注意深く足元を明るく照らしてくれる若い女中さんとの沈黙が気まづくなって
廊下を歩きながら…
「貴方はいつからこの邸の…奉公に上がってるの?」
「私は9才からこちらに奉公に上がっております…」
「僕もその頃に“能”を舞い始めたよ…」
年端の変わらない二人の会話は思いのほか…
先に進まず…
「年を聞いてもかまわない?」
女中は、少しハニカミながら…
「今年で16になります…」
「そっか…そうなんだ…僕と同じなんだね…」
年端(としは)のいかない歳の頃に奉公に出された女中と…
歳の変わらない僕は…
何故かお互いが、別々の道で一日一日を刻んで
戸惑いながら今を…
先へと進んでいた事に…
親近感を覚えて…
「お互いの道が良い方向に進む事を願いたいね…」
少しの沈黙ののち
「は…い…そうなることを願っていきます…」
二人の落ちついたトーンの会話に、少しだけ心の距離が縮まった様に感じていると…
それは一瞬だけで…
「健さま…お疲れとの事と、私なんかとの会話をするよりも早くお部屋へ…」
また二人の心の距離が広がって共に戻った。
僕は女中の後に続いて部屋へと案内されて…
無言のまま廊下を歩いていると、
「段差がありますので、足元に気を付けて下さい」
僕と年の変わらない女中が、僕へと小さな段差に気を使う…
「あ…ありがとう…」
“ガタンっ”
「ひゃっ」
正面に体を向き直した女中の足が滑り絡まって
体勢を崩しかけた女中の体を、僕は腕を伸ばして体で受け止めた。
「大丈夫?」
僕に気を回し過ぎてつまずいた自分を恥じて…
「すいません…すいません…申し訳ありません…」
何度も謝る女中に
「いいよ、気にしないで、ケガは無い?」
「はい…おかげ様で…あ…っ!」
二人を包み込む闇の深さに、
手持ちの行灯の灯が消えてることに気が付いた女中が、慌てて僕から体を離して
「すいません…すいません…ここで…お待ち下さい直ぐに灯を…」
何度も何度も謝るのを女中に、
「いいよ…そんなに謝らないで、それに灯を取りに行かなくてもいいから…」
「でも…もし…この暗闇で迷ってしまったら…」
「いくら…この広い御屋敷でも、流石にこの先を曲がればもう分かるから…一人で戻れます」
「でも…この闇で…つまずいたりでもしたら…それなら…私の肩に手を置いて…」
女中が自分の肩を僕へと差し出す姿に、
「ははっ…そこまで、男の僕が君にしてもらわなくても大丈夫ですよ、それに…ほら…」
薄暗い廊下の先にある、広い庭を僕は指差して…
「この先は外廊下だから…月の光が射し込んで廊下を照らしているから、もう一人で大丈夫ですよ…」
月の光が射し込んだ廊下へと女中の視線を向けさせて…
「でも…」
「君こそ…戻る時には足元に気を付けて…つまずいても僕はもう助けて上げられないからね」
薄暗い廊下での会話に、お互いの表情をくみ取ることも出来ないまま…
声のトーンだけで…
お互いの表情をイメージしながら話しをして…
僕は薄暗い暗闇の中で少し近付いて
「君と少しでも話
出来てよかったよ…“ありがとう”」
優しく女中に微笑みかけると
それを感じてか…
「私にそのような優しいお言葉…もったいないです…」
女中は、自分の頬が赤く染まったであろうと…
慌てて両手で隠しながら…
「し…失礼します…」
僕から逃げるように、そそくさと足早に来た廊下を戻って行く女中の背中を、僕は見送りながら
女中の赤く染めた頬さえも…
姿さえも…
足音さえも…
廊下の先の暗い闇に消えて行くのを眺めていた。
そして、
僕は一人になって…
月の光に導かれながら…
月光が射す方向へと一人で歩みを進めた。