楽譜の真実
楽譜は、しっかり選ばなくっちゃ!
こんにちは
今日は昨日よりは頭がクリアです♪
なかなか早くは寝られないのですが、なるべく家ではスマホなどを見ないようにしてみました。
眼精疲労も最近ひどくって。
家でも会社でもずーっと何かの画面を見続けて、常に時間に追われる生活で
「脳疲労」ってやつを起こしていたのかも。
家では目と頭を休めて、鶏胸肉(脳疲労を回復させる物質が豊富らしい)をなるべく食べるようにしようと思います。
——————–
さて、楽しみにしていた3週間ぶりのレッスン。
娘には
「しっかり弾いてくれてありがとうね!」
「お疲れ様」でなくて「ありがとう」。
先生は支部発表会のことを「コンサート」だとおっしゃるので、
生徒たちのおかげでコンサートが成功に終わって「ありがとう」という意味でしょうか。
私には
「(役員仕事など)色々とありがとうね。今年は本当にスタッフが少なかったね…」
おかげで、最低何人いれば当日まわるのかわかりましたよ。
例年「少ない・少ない」と言われてても、何人か何もすることがない人が溢れてました。
今年は動きにムダがなく・遊んでる人もいないし、少人数ゆえに連携を密に取り合えたと思います。
今年の支部長さんが男前にキビキビ動いておられたことに、先生も感心されてました。
——–
娘は、8巻「エックレスのソナタ 1・2楽章」を見ていただきます。
音程も音色もよく、はじめて見ていただくにしては上手く弾けてるなぁと思いながら聴けました。
いつもは手に汗握って(=悪い意味でハラハラして)聴いてるしね…。
1楽章を弾き終わったあと、先生のお話↓
「娘ちゃんはさぁ、お母さんの夢を背負ってヴァイオリンをはじめて、嫌になったこともあると思うの。めんどくさいなぁって思うこともあるでしょう?」
「私もそうだったし、皆んなそうなんだよ。でも今日は自然と体が動いて音楽に乗って弾けてたね! 今が上手になる時なんじゃないかなぁ」
実に上手に娘をノセてくださいます
最初の弾き始めは深く息を吸って、全弓使って。
その後息を吐きながら、じっくりと弾く。
何箇所か、歌わせる音形の指摘。
拍の数え間違いや、フィンガリング間違いの指摘。
おお、何か形になってきたじゃない! 綺麗だよ
2楽章は、全体にまだ音が軽い。
弓をしっかり乗せて、弓の毛が棹にくっつくくらいの勢いで楽器をよく鳴らして弾いて。
家では弾けてるように聞こえてたけど、先生と一緒にインテンポで弾くと、速弾きの箇所で指がもつれがちでした。
次回レッスンまで1・2楽章はこのまま続行で、3楽章も見てくることが宿題です。
———–
私はまだ1度も見てもらってなかった「クロイツェル 11番」から。
ポジション移動のエチュードです。
手の形や練習の仕方が正しいか見ていただいてから譜読みを進めるつもりだったので、3段分だけ弾きました。
「これ、難しいんですよね。でもきっと曲の中で使えるから」
そう、私もこれがばっちり弾けるようになったら、あてずっぽうなポジション移動を克服できて、音を外しにくくなるんじゃないかと期待しています。
最初の1小節を使って、ポジション移動の際の手の形と動きを分解して解説してくださいました。
教本には、3連符の最後の音の指を基準に移動すると書いてますが、
結局は基準となるのは、親指の位置。
そして、親指の位置を基準とした手の形。
各ポジションごとの手の形(上がるごとに間隔が徐々に狭まる)を意識する。
そして、ネックの付け根にあたる手のひらの角度の感覚も。
ポジションが下がる時は
・まず親指が先にさがり
・親指がバネのように手全体を引き寄せて
・手の形を作る
上がる時は
・小指(っておっしゃったと思うんですが、ちょい自信ない…)で音をとり
・親指が引き寄せられて
・手の形を作る
とにかく「手の形」!
何度も、スローモーションで移動の仕組みを実演して見せてくださいました。
親指のことや手の形のことは何度も指摘されたことがありますが、この曲ではその点だけに集中して練習ができそうです。
「でもね、私は子供の時はそんなこと意識せずに弾いてたよ。耳で聞いて覚えてたからね」
「耳で聞いて」というのは単に楽譜を読まずに耳で音程をとるという意味でなく、
手の形やボウイングがまずかったり、音程をはずすと楽器が響かないから
「わかる」ということなのだそうです。
「鏡を見てボウイングをまっすぐにする練習なんてしたことないよ。だって斜めになると音色がまずくなるでしょう?」
なかなか大人はその域まで達することは難しそうですね…。
先生は子供の時は「感覚」で弾いてたけど、大人になってから一体自分はどうやって弾いているのか分析して、理解できるようになった。
それを私たちに伝えてくださっているとのことです。
お次は「バッハの協奏曲第2番 2・3楽章」
2楽章は
・ゆっくりの曲だからとふわっと左指を押さえてると、音程が曖昧になる。
ピアノの音でもしっかり押さえて芯のある音で、音程をとるように、
・真ん中の短調から長調に転調する箇所。短調が暗く重いドイツの冬の雰囲気であるのに対して、転調後は光が差すような明るさを持って。
3楽章は
・全体に左指を叩くようにして芯のある音で。
・音をつぶさず楽器を鳴らしきる、弓の量と速さはこれくらいで(とお手本)。
そうして弾くと、最初はいい音で弾けてるのですが、だんだん力尽きて指がもつれてきます…
「くたびれてきた?(笑) 1日1回は、通し弾きもするようにしてね」
「通し弾きばかりの練習では細かい部分が雑になってしまうけど、通さないと持久力と集中力はつかないから」
確かに私、部分練習しかやってませんでしたわ…。
バッハはどの楽章も弾き続けていると疲れてしんどくなってきます
曲は素敵なんですけども!
全楽章、1日1回は通しで弾いてみることにします
——-
今日のコーデ
デニムジャケット:レストローズ
刺繍ニット:ロイスクレヨン
スカート:ドゥアルシーヴ