恋人はもう要らない

恋人はもう要らない

恋人は今月もトップ10ランキング入り、他店にはない商品を扱うレアもの専門店です

何も無い一日だったり
面倒な事を押し付けられた日だったり
仕事で自分自身の描きたいものでは無いものを描いている時だったりは、時間の流れがとてつもなく長く遅い
それを思えば先輩と離れるまでの時間で
色々な聞きたい事、知りたい事、お互いの事を話せる筈なのに、全く時間が無くて驚くし少し焦ってしまう
「…先輩、あの…」
「チャンミナ、声が枯れてる」
「…っ言わないでください
自分で分かってますから」
ベッドのなか、何も身に付けないまま先輩と寄り添う
朝、この先輩の家にやって来て一度抱き合ったのに、
更に午後を過ぎて二回も
それでもお互いに求める気持ちが収まらなくて
触れ合ったけれど、さすがに短時間で三回、は
お互い三十路にもなって無理だったからキスをしたり、
触れ合って息を整えて体力を回復させた
「今更かも、なので
何だか聞くのも恥ずかしいんですが…」
「何?チャンミナに知りたいって思ってもられるのは嬉しいよ」
先輩の右腕を枕にして並んで横たわる
その右手は僕の胸辺りを彷徨っていて、
たまに敏感なところを掠める
「…っ…その…
仕事は今何を…?
写真だとは噂で聞いていますが、具体的に知りたくて」
そう、僕は『今』の先輩の事をまだ何も知らない
昔よりも自然体になった事や
僕に対して甘えてくれるようになった事
本当は東京にいる事を息苦しいと思っていた事
それらは少し分かったけれど、
日常の先輩を何も知らないんだ
「あはは、確かにそうだな
先に告白したりまた付き合おうだとか…
今みたいに裸を見たり…
少し不誠実だったかな?」
「…そんな事無いです
僕も欲しかったし、好きで止まらなかったから」
昔よりも厚くなった胸板に顔を埋めた
ついさっきまで汗ばんでいたのに
今はもう汗も引いていて、
それを少し残念だと思ってしまった
「雑誌と契約して写真を提供してるよ」
「専属のフォトグラファーという事ですか?」
「専属じゃないけどね
フリーランスで色々受けてるよ」
そう言うと、先輩は「ちょっと待ってて」
と告げてゆっくり右腕を僕の首の下から引き抜いた
少し寂しいけれど、そんな事言うのも顔に出すのも恥ずかしいから何でも無い振りをしていた
でも、先輩はくすりと笑ってこめかみにキスをした
「せっかくだからチャンミナにも見て欲しい」
裸のまま何も気にする事無く立ち上がる
ベッドサイドの本棚から雑誌を何冊か取り出して
直ぐにベッドのなかに戻って来てくれた
「これ、隔月で連載してるんだ」
それは僕でも知っている自然科学系の雑誌だった
なかなか手に取って読む事は無いけれど、
名前を聞けばきっと知っているひとは多いだろう
先輩は座って、嬉しそうに雑誌を捲る
僕も起き上がって雑誌を覗き込もうとしたんだけれど…
「…っ…あ…」
「痛い?大丈夫?」
「…大丈夫、です」
先輩を受け入れた場所
痛みもやはりまだ有るけれど…
そうでは無くて、少しだけ先輩のモノが残っていて
体勢を変えたらつう、と流れたのが分かって身体が震えた
心配そうに僕を覗き込むから大丈夫、と笑った
「連載なんて凄いです
この雑誌、書店で見た事は有りますが
読んだ事は無くて…
これからは定期購読します」
「本当に?ありがとう
チャンミナの興味を引く記事が有るかは分からないけど、なかなか興味深い特集も多いんだ」
先輩は自身が興味のあるページを開いては
僕にそれを見せてくれる
都会で忙しなくしていると全てがいつも流れ作業のようで、それは当たり前の事で嫌だとも思っていなかったし、東京には何だって有ると思っていた
だけど、先輩が見せてくれる雑誌のなかには
宇宙の事だったり世界中の動植物や社会情勢まで
何気無くニュースを見ていても気付かないような事が書いてあって、興味を引かれた
「…可愛い」
先輩に雑誌を手渡されてぱらぱらと捲っていたら
そこには鹿の写真が載っていた
どうやらそれは先輩の写真では無いし、
スコットランドだと書いてある
「そう言えば、チャンミナは大学でバンビって呼ばれてたよな
目が大きくて、身長は有るのに小動物みたいで…」
「…そんな恥ずかしい事蒸し返さないでください
男がバンビなんて…」
「そう?今でもバンビのように可愛いし…
でも、今は可愛い、より綺麗になったかな」
褒められている事は嬉しいけれど恥ずかしくて
雑誌の記事を読んでいたら、
先輩の右手が伸びてページを捲る
「あっ読んでたのに…」
「ごめんごめん
俺の連載も見て欲しくて」
言われて思い出した
鹿も可愛いけれど、
それより先輩の写真と連載記事が見たいんだ
「見たいです、先輩の写真も記事も」
「本当に?鹿の方が良いんじゃないの?」
「そんな事無いです
だって、
どうして今までこの雑誌を見て来なかったんだろうって後悔してるんです」
ベッドの上で脚を伸ばして座る
肩と肩、先輩の右腕と僕の左腕がぴとり、とくっつく
先輩は少しだけ恥ずかしそうに笑って、
後ろの方のページを捲った
「これ、連載って言っても小さなコラムだけど」
そう言って指差したのは
一ページの半分を使ったコラムだった
「え、これ…」
驚いたのは、
先輩の顔が連載タイトルの横に載っている事
「どうした?」
「顔なんて載せてたら…
誘われたりとかファンレターとか…
先輩かっこいいから、きっと有りますよね?」
上目遣いに見つめたら少しだけ瞳を泳がせる
「可愛い女の子とか…
そうじゃなくても編集部の女性とか…」
「……」
「やっぱり…嫉妬します」
何も答えてくれないから勝手な想像ばかり膨らむ
僕を好きだと言ってくれる先輩に嘘は無い筈
だけど、きっと先輩を良いと思うひとはたくさんいる
それは大学時代だって同じで、だから僕はそんな先輩と恋人である事に劣等感を抱く事もあった
でも、今も昔と同じように自分に自信なんて無いけど、
諦めたり引いて後悔したくないし、
先輩を好きな事はやっぱり譲れない
「僕だって先輩を諦めないし…
誰かに渡したりしたくないです」
俯きながら言ったら、
頭に何かが触れた
掌かと思って顔を上げたらもう一度触れて、
それが唇だったと分かった
「あの頃も今も…見てくれで迫って来るひとはいるよ
でも、自分を出せるのはチャンミンの前だけだって分かった
だから心配する事なんてひとつも無いよ
それよりちゃんと中身も見て?」
「え…あ、すみません」
先輩の顔が載っている事で焦ってしまった
僕は目先の事しか見えていなくて視野が狭い
情けなくて溜息を吐いたら、
今度はぽん、と右手が僕の頭に乗せられた
「先輩?」
「好きなひとに独占欲を見せられるのは、
こんなに嬉しいんだな
大学の時、チャンミナはあまり何も言ってくれなかったから本当は少し寂しかった」
「…それは…我慢していて
迷惑を掛けたく無かったし」
そう言うと「そうか」と懐かしむように、
少し切なげに微笑む
僕はあの頃こどもで、先輩に対して恋愛感情だけでなく『敵わない』という思いもきっと大きかった
だから身を引いて別れを了承したし、
付き合っている時も我慢した思い出がある
それでも当時の僕は先輩を本当に好きで、
嘘を吐いた訳でも無い
でも…
「これからは、後悔しない為にちゃんと独占欲も出していきます
あの頃は我慢するのが正解だって思っていたから…」
「うん、お互いに思っている事はちゃんと伝え合おう」
先輩のコラムは北海道の自然を切り取った写真と、
それから先輩の自然に対する思いが文字として綴られている
それはとても優しく、優しいのに芯があって、
今の先輩を見てそのままだと感じた
「先輩はやっぱり凄いです
僕は…絵を描く事が好きでそれを運良く続けてこれていますが、まだ夢や目標は無くて…」
「今はチャンミナはどうしているの?
コンクールで入選していただろ?」
そう、先輩は僕の名前を
小さなコンクールのなかに見つけてくれていた
嬉しいけれど、それくらいしか無いんだ
「描きたいものを描いてはいます
でもなかなか収入にはならなくて…
今は知人の画廊で働きながら絵を勉強して描いています」
だから、明日はいつも通り画廊へ働きに行く
受付と雑務が主だから座っていられるし、
捻挫していても支障は無い
二歳の年の差はあるけれど、
それを差し引いても
先輩と僕の差はきっと縮まらないだろう
先輩が撮った北海道の美しい景色を指でなぞった
「チャンミナ」
「はい、先輩」
「ユノ、だろ」
呼び方を訂正されて思わず顔を上げたら、
優しく僕を見つめる先輩、いや、ユノ
「…ユノ、まだ慣れないです」
「美大を卒業して、
専門分野以外で働くひとも多いんだよ
チャンミナだって知ってるだろ?
そんななかで絵を描いていられる事は、
好きな事を続けていられるのは誇るべき事だ
自分を卑下しないで」
「……ありがとうございます」
比べると自分の小ささが恥ずかしい
だけど、先輩はこんな僕にも優しい
「俺だってまだまだ夢半ばなんだ
それに、ひとりで叶えられるか…
寂しいしどうしようかって悩んでるんだ
聞いてくれる?」
「夢、先輩の…んっ…」
聞こうとしたら、キスで唇を塞がれた
「ユノ、だろ」
「…ユノ……」
名前を呼ぶと、少しずつ先輩が近付いて来る気がする
夢の話を聞きたいけれど、一度触れたらまた触れたくなって、先輩を見あげたら困ったように笑う
「キスしてください…ユノ」

「…こんな時に名前を呼ぶなんて、
チャンミナも成長したな」
時間はやっぱりどれだけあっても足りない
それでも、僕達の距離は少しずつ縮まっている
そして、離れるまでの時間もそれに比例するように縮まっているんだ
ランキングに参加しています
お話のやる気スイッチになるので
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恋人マニアック情報特集

加古川、姫路、明石、神戸はもちろん

全国どこでもサポートお任せ!

JR宝殿駅前、結婚物語、仲人Tです。

コメントすごく嬉しいです!なかなか返信できませんが全て読んでいます!成婚退会した会員様からもコメントが!

あっ、皆さま、コメントで私の批判は全然オッケー!ただ他の方に絡むのは無しで!


書いてた方気持ちは分かる!承認しなくてごめんなさい!あなたは本当に頑張ってます!愛してる!コメントありがとうございます!


とにかくみんな仲良くしよ!

リブログもすごく嬉しいし、

フォローもすごく嬉しいです!わーい!

成婚退会、入会登録、無料相談会の調整でバタバタしております。

ブログから頂いたメールも、片っ端から返事してますが追いつきません!リブログの力すごい!家でも仕事してたら夫にマジ切れされた!仲人なのに離婚の危機!ごめんね仕事よりあなたが大事よ!でも仕事も好き!どうしたらいいの!

日曜日は私が休みで他の社員はお見合い立会いと入会相談で忙しいため当社からメールは返ってきません!すみません!月曜日以降をお待ちください!

入会希望の方と無料相談の予約の方を優先でお返事しております。

他の質問でお待たせしている方、

お時間いただきますが必ず返信します!

一週間経っても返信が無ければ忘れている可能性があるので、催促してください!

入会したい!→

やったー!ありがとうございます!

メールでご住所とお電話下さい!日にち調整してお近くまで所長がご説明に伺います!

システムについて知りたい

ホームページにある程度載ってます!

今はBコースの一ヶ月の申し込みとお見合い回数は無制限!詳しく知りたい方は無料相談で!


入会諸費用はいくらですか?

ホームページに載ってるよ!高いよ!

値段に驚いて心臓麻痺で3人死んだから見るときは気をつけてね!

どんな人が入会してるの?

見てもらった方が早い!相談予約して!

会えるかはあなた次第だけどハイスペイケメンも若い美人もいっぱいいるよ!

おすすめの漫画家と作家とBLを教えて!

お前は何を言っているんだ

いいか!

空気を読め!

私がなぜメアドを載せていると思う!

そうだ!入会に繋げるためだ!

所長はあまり売上を考えてない!基本お客さんの幸せしか考えていない!東京まで行くのに入会相談じゃなくてプライベートの彼氏の相談も平気で聞く気だ!十四松と同じレベルでバカだろ!所長がそんなだから代わりに私が売上を考えるしかないんだ!

東京に行ってきマッスルマッスル!ハッスルハッスル!じゃねえーーーッ!!一件でも多く入会を取って来いーーーッ!そのヤクザ顔を本気で使えばお客様は怯えて契約書に名前を書くはずだーーッ!(所長のスーツケースに入会書類をギチギチに詰め込みながら)

この忙しい時に何がおすすめの作家だ!ていうか文面的に学生やろ!絶対婚活関係ないやろ!私が好きなのは荒川弘とよしながふみとヤマシタトモコと三浦しをんと宮部みゆきと東野圭吾と辻村深月と奥田英朗と伊坂幸太郎だ!

好きなBLはサラリーマンと高校生!ツンデレこじらせ受けが好きだ!攻めは敬語かクールか鬼畜系が好みだ!さあ!教えてあげたんだから今すぐ独身の姉か兄を紹介しなさい!

今日は、

恋愛経験が無いのは、

婚活において不利なのか?

について、

私の意見を語りたいと思います。

私は、

婚活界における最強の存在は、

恋愛経験豊富で、かつ自分がどこにモテるかを分かっている人

だと思っています。

医者との結婚を狙うモデル23歳とか、

オタサーの姫とか、

年上キャリアウーマンと結婚する売れてない芸人さんとかあのへんだよ!

そういう方は、何歳であっても、年収がいくらであっても、顔が多少散らかってても、必ず成婚していきます。すごい短期間で自分のレベルで捕まえられる最高の相手をゲットして成婚していきます。

婚活する上ではやっぱり、一度や二度の

恋愛経験はあった方がいい。

そういうのを踏まえた上で、

言わせてもらっていい?

恋愛未経験組(あまり経験ない組も)が、私は、



大好きなんじゃあー!!

世界の中心で童貞と処女に愛を叫びたい!

世界の中心がどこか知らんけど!

ちょっと熱く恋愛未経験組(付き合った人少ない組も)への愛を語っていい?

まずね、彼らはね、圧倒
にね、

見た目がイケてない!!

中学の時から恋愛で頭がいっぱいでリップ塗ったり制服を腰パンで穿いたりしてた人たちと違って、異性にモテようと今まで考えたことがないわけよ!だから化粧も下手だし服も微妙!地味オブ地味!もしくは柄オン柄!


そこに何があるか分かる?

伸びしろですねえ!

ちょっとメイク教えたり、買い物同行で一緒に服買いに行ったりしたらすっごい変わる!めっちゃ楽しいーーー!!本人も「これが私…?」「えっ俺の外見、イケすぎ…?」みたいになるの本当に楽しい!

そうなのよ!君らがイケメンだと思ってる男の半分は服と髪型がオシャレなだけだし、美人だと思ってる女の7割はメイクと服選びが上手いだけなの!勉強すればすぐ追いつける!

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私、婚活してて1番苦しいのは今までモテてきた美人だと思うんです。モテてきた人って、今まで努力して外見を磨いてきた。そうしたらどうしても今がピークなわけです。

今からどんどん歳を取るし、見た目が衰えていく!って焦りの中で婚活しちゃうとこはあるのかな、って思ったりはします。

でも、モテて来なかった組は、今オシャレに目覚めたわけだから、どんどん自分が美人になってる、イケメンになっているって思いながら婚活するわけ。

気持ち的にも、

楽しさが全然違う気がする!

あと、恋愛未経験組は、

ガチで素直!

恋愛経験豊富な人は、自分に自信を持ってるからアドバイスを聞かないこともある。

例えば、可愛らしい服を着てと言っても、

もう35だしキャラじゃないし、なんて言って隙のない服を着ちゃう。いや、似合ってるしオシャレだしキレイなんやけど!

でも、普通の男は、

可愛い女子には勝てるけどキレイな女子には負けると思ってるねん!



高身長高学歴高年収のハイスペ女子のあなたがそんな強めキレイ系の服着たら、悪い意味で鬼に金棒!鬼でさえ怖くて近づけないのに金棒持ったら余計ムリ!普通の男は半径1キロ以内に近寄れない!(ハイスペは自分に自信があるのであなたが美人で32までなら来てくれるよ!)

自分から誘ってとアドバイスしても、

モテてきた組は、

男の人が誘うべきでしょとか、

前回は僕が誘ったんだから今回は女性から誘うべきだとか言っちゃうんですよー!!

相手が動いてくれることに慣れてるから、

自分からなかなか動けない。

その点、

未経験組はマジで素直!

こっちがアドバイスしたらすぐメモを取るしすぐに言うこと聞く!誘えと言えば誘い褒めろと言えば褒める!素直!こちらの言うことを何でも信じる!一度壺と印鑑を売りつけたい!買いそう!

お見合い申し込みもすぐ受ける!自分がモテないと思ってるから謙虚!ほんとはモテようとしてこなかっただけ!「やっぱりこれくらい妥協しないといけないんですかね」とか言わない!


今まで異性と2人で話したことが無いから最初は失敗もするけど、何回もお見合いしているうちにぐんぐん成長していく!

伸びしろですねえ!!

そして、今までモテてきた女子と違って

「あたりまえ体操」を踊らない!

素敵なお店で予約は必須〜

あたりまえ体操〜

男が盛り上げ全額おごり〜   

あたりまえ体操〜

未経験女子にはこれが一切ない!デートしたことないから当たり前を知らない!当社では1回目は男性のおごりって決まってるのに出してもらって恐縮する!本気でいくらか出そうとする!全額出してもらったらすっごい感動する!2回目デートからすぐ数千円出す!相手が決めた場所に文句言わないし自分もデートプランを考える!健気!!

ちょっと叫んでいい?

かわいいんじゃーー!!!

おばちゃんが何でも欲しいもん買うたろ!

あめちゃん食べるか?みかんもあるで!

男子もかわいい!恋愛経験豊富なハイスペ男子は同時並行余裕だしそれはまあ仕方ないんだけど、恋愛経験ない男子はハイスペでもびっくりするくらい一途!

最初の方でお見合いして、好きって言ってくれる人が出てきたらもう他を見ない!


浮気?同時並行?なにそれ食べれるの?

まず、彼らには浮気という概念が無い!

私の旦那がそう!おかげで私のような女と結婚してしまった!取り返しがつかない!ちなみに今日の弁当はこちら!

こんなんでも結婚してる!みんな絶対結婚できるから自信持って!

えっ逆に聞いていい?恋愛未経験&経験少ない組を好きにならない理由がなくない?

(あっ恋愛経験豊富な人も大好きよ!バツイチもめっちゃ好き!バツイチってみんな色気すごいある!当社にもいるけど全員めっちゃ器がでかい!!またバツイチについても熱く語りたい!)

恋愛未経験組はほんと、男子も女子もこっちが好意を示したらすごい早さで好きになってくれる!ポケモンのタケシもびっくりの早さで恋に落ちる!そしてすっごい大事にしてくれる!

当社にも恋愛未経験のハイスペアラフォー男子がいたの!顔も悪くなかった!当社のアラフォー女子と最初にお見合いして仮交際したけど他社のアラサー女子からもガンガンに申し込みがきた!普通ならアラフォー女子がアラサー女子に勝てるわけ無いと思うじゃろ?

私も正直思った!

でもアラサー達が男からの誘い待ちしてる間に、所長のアドバイスを受けたアラフォー女子がガンガン誘って、手作りクッキーと手作り弁当持って行って、腕組んだ時におっぱい押し付けまくったら一瞬で恋に落ちた!


攻略めっちゃ簡単ーーッ!

ベターーー!ベッタベタ!!こんな展開で落ちるんかい!ちなみにクッキーと弁当は実はお母さんの手作りだよ!何回も早起きしてお疲れ様でした!すぐ彼にもバレたよ!

彼女があげたプレゼントはニッケパークタウンの無印で買った3足1000円の靴下のみ!


しかし、お返しは

130万の婚約指輪!


おめでとう!

海老で鯛ランキング優勝だーーーッ!!

さすが130万!すごい石がデカい!昔買おうか悩んだニューボンゴレリング(獄寺隼人バージョン)を思い出した!獄ツナもイイけど私は山獄推しだ!ツンデレこじらせ系受けが好きだと言っただろう!

会員もこじらせ女子は嫌いじゃない!

一緒に毒親の呪いを断ち切ろうぜ!

1,080円
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↑最近読んだ毒親系で1番良かったです。
漫画だから読みやすいよ!

まあそんな感じで、

恋愛経験ない組、

めっちゃおすすめやから!

元彼元カノと比べられることも無い!

もし、恋愛経験が無いからと婚活に足を踏み出すことを躊躇っている男女がいたら当社に任せて!一緒に大変身して所長のアドバイスで恋愛テクニックをどんどん身に付けよ!

今まで経験ない分、申し込み放題お見合い無料の当社で色んな人に会いまくってレベルアップしよう!


もちろん、所長があなたの性格も見て判断するから、たくさんの人と会ったら疲れちゃうタイプなら、手組みで合いそうな人を紹介する!


他社で普通に修行せずに、

当社で精神と時の部屋に入ろう!

オラと一緒に短期間で強くなろうぜ!

結婚物語で本気で修行したら、



2年もあれば7割は

スーパー既婚者になれるよ!

もちろん他社で頑張ってる未経験組も、

仲人さんを信じて付いていくんだ!

一人で婚活して悩むんじゃない!

仲人さんにいっぱいアドバイスを仰げ!

経験の無さを

恥じる必要はない!



君たちほど、素直にアドバイスを聞ける人はいやしないんだから!


君たちは真っ白なんだ!

誰にだって染まれるんだ!

今婚活している恋愛未経験組に、

心からエールを送りたい!

だって、君たちだけなんだぜ?



初めての恋人が



最後の恋人になるなんて、



ロマンチックな結婚が出来るのは。

本日も読んでいただき、

ありがとうございました。

次回

「相談所のブログはなぜアラフォー独女ばかりこき下ろすのか」

お楽しみに!

東京無料相談会1月26日と27日、

ただ今満席です。

キャンセル待ちも多すぎるので

今のところ受け付けておりません。

大阪は個別で随時承っております。

メールでご連絡ください。

福岡駅無料相談会

12月27日(木)

10時から

12時から

14時から

16時から

18時から

ご質問はこちらまで

仲人Tのアドレス


※返信は月曜日以降になります!




恋人からの伝言

※妄想のお話です。

今月も喫茶行きたい、
後半少しだけ東京行くから←もう沼

「でーきたー!」

完成したのはたくさんの可愛い…?クッキー。

メンバーの顔のクッキーと、あと…

何故か、大量のぶた。

「…ねぇ相葉ちゃん、ぶたばっかじゃん(笑)」

「俺ら、すいーつぶぅ♪だからね~♪」

「何だそれ?(笑)」

「あれ、大ちゃんアプリ見てないの?」

「見てない…。」

そーいやスイーツコーナーにぶたの小さい置物あったけど…

しかも、このクッキー、だんだん上手くなるどころか雑になっていくのが相葉ちゃんらしい。

最後のやつなんて鼻という特徴すらないから、牛…いや、犬みたい。


ニノが見たら化け物とか言いそう。

「さ、焼こっか!」

さっき余熱であっためておいたオーブンの中の空気がもあっと漏れる。

「…一緒に日本酒入れたら、日本酒出来るかな?!」

「絶対ダメだよ!(笑)」

「えー、そう?」

相葉ちゃんとキッチンに立つのは、いつAの嵐が始まるかという危険がいっぱいで目が離せない。

クッキーが焼けるのを待ってる間、テレビをつけて買ってきたお酒を開ける。

たまたまかかってきたのは、昔やってた俺らの番組の再放送。

「自分らの番組見ながら飲むなんてウケる(笑)」

「そだね(笑)」

カンパイ、と鳴らすグラス。

相葉ちゃんの突き出す勢いが強くて、たぷんと揺れる。

慌てて口を持っていくと、ハイボールが喉をその形に冷やしていく。

「おいしーねぇ!」

「ねぇ。幸せだねぇ。」

昼飯の時も2杯程飲んでて。

身体がそれを思い出したかのように、酔いがすぐに回る。

「ねー、覚えてる?この日さぁ、収録前にリーダーがぁ…」

「んふふふ、よく覚えてんね?」

「あれめっちゃ面白かったから!翔ちゃんとか笑いすぎてお腹つったとか言ってさぁ」

「んふっ、ふふふ、あったねぇ。痛い痛いって言ってる時に松潤が入ってきて、そんで医者呼ばなきゃってマネに電話し始めて…」

「俺が笑ってるよってアピールしようとして『よく見て!涙出てるから!』って言ったら逆効果で…(笑)」


長い、本当に長い時間を共有した。

思い出話は尽きない。

笑える話から、言葉にはしてないけど1人涙を飲んだ話まで。

色んなことを皆で乗りこえたんだから、いくら話したって飽きないし、何も話してなくても気まずさがない。



「これもあけちゃおっか!」

気持ちよくなって、すぐにおかわり。

居心地良くって、楽しくって。

二人のグラスはどんどん空いていく。


番組も終わって、相葉ちゃんの録画してある過去の番組を再生し始めて。

自分で観ることなんてないから、結構新鮮。

しかも隣には相葉ちゃんだし。

「俺さぁ」

んー?とグラスを回しながら、視線も移さず相槌を打つ。

「嵐に入れて、本当に良かったなぁ~って思うの。」

突然の真剣なトーンに、グラスを置いて相葉ちゃんを見る。

「ジャニーさんがさ、すげぇいっぱいいる中から選んでくれたわけじゃん。一人一人、バランス考えて…。俺は最後に、おまけみたいなもんだけどさ(笑)」

おまけなんかじゃない。

大袈裟だけど、運命だった、って思う。

相葉ちゃんがいなければ、多分、こんな続いてない…って割と本気で思う。

勿論、他のメンバーもそう。

誰が欠けても、誰が増えても、ダメ。

「ライブでも言ったけど…この4人で良かったなぁって思うの。気胸の時もさ、リーダーいっぱいメールくれて。皆で俺の事、迎えに来てくれたじゃん。

誰かが立ち止まったり、倒れたら、必ず他のメンバーが…こっちだよって少し戻って、手を差し出すの。お互いね。そういうのって、幸せ過ぎて。ちょっと怖いくらい。」

相葉ちゃんの目がうっすら潤む。

「…分かるよ。幸せ過ぎて怖いよね。辛いこととか、嫌なこと、いっぱいあるけど…その何倍も、何十倍も…幸せに感じる。このメンバーでよかった、って。この優しいメンバーだから乗り越えてこれたな、って。」

おいらの目も、同じように潤み出す。

飲むとお互い泣けてきちゃって。

サシ飲みで熱く語ってしまうのは、相葉ちゃんと似たような空気が流れてるからってニノが言ってたけど、それが理由なのかなぁ。

似たような空気、流れてるのかな?

俺はこんなに優しくて明るくなんてないけれど。

「リーダー。良かったね。俺ら運命的に出会えて。」

「うん、ほんと良かった。相葉ちゃん、出会ってくれてありがとお。」

「こちらこそありがとぉ!これからも頑張ってこうねぇ…!」

きつくハグを交わす。

背中ばんばん叩きながら。

二人ともうえ~っと号泣しながら。

「リーダー、大好きだよ~!」

「俺もだよ相葉ちゃん~愛してる~(泣)」

「俺も愛してる~~(泣)」

「………何してんすか。」

突然の呆れたニノの声に、へ?と2人で振り向く。

「…ふはっ、すげぇデジャヴ……ww」

続いて翔ちゃんの笑いを堪えた声。

「こええよ。メンバーが部屋で二人きりで自分らの番組見ながら号泣して抱き合ってるとか普通にホラーなんだけど。」

松潤が言葉とは裏腹に満面の笑みで言う。

「あれ、何で…?」

「チャイム鳴らしたんだけど反応ねーから。合鍵。」

ちゃり、とニノの手からぶら下がる銀色の鍵。

「ニノはよく来るから渡してたの。」

相葉ちゃんが悪戯っぽく笑う。

「お前ら何先に出来上がってんだよ~!待ってろよ~!!」

翔ちゃんが笑いながら俺らの髪をわしわしっと乱暴に撫でる。

だけどすぐに乱れた髪を直してくれる。

変なとこ、几帳面なんだから。

「何話してたのよ?」

松潤が笑いながらガサッとビニール袋をテーブルに置く。

おつまみやお酒がちらりと見える。

「嵐でよかったねって。」

相葉ちゃんが、ねー、と俺を見る。

ねーって返すと、ニノが「またかよ」と笑う。

うん、やっぱり、運命だよね。

いい歳こいたオッサンがさ。

二人して大泣きして、抱き合って出会えたことを喜び合える。

それを笑ってくれる仲間もいて。

呆れてはいるけど、決してバカにしない。

優しい、世界一の味方。

最高じゃんか。

こんな恵まれてていいのかな。

いつも思うんだ。

普通に友達になるかっつったら、ならないタイプじゃん。

なのに、こんなに長く一緒にいれんだよ。

奇跡だよ、こんなん。

友達よりも友達で、

家族よりも家族で、

恋人よりもずっと強固な絆。




まだ終わりませんっ(笑)

恋人についてまとめ

何も無い一日だったり
面倒な事を押し付けられた日だったり
仕事で自分自身の描きたいものでは無いものを描いている時だったりは、時間の流れがとてつもなく長く遅い
それを思えば先輩と離れるまでの時間で
色々な聞きたい事、知りたい事、お互いの事を話せる筈なのに、全く時間が無くて驚くし少し焦ってしまう
「…先輩、あの…」
「チャンミナ、声が枯れてる」
「…っ言わないでください
自分で分かってますから」
ベッドのなか、何も身に付けないまま先輩と寄り添う
朝、この先輩の家にやって来て一度抱き合ったのに、
更に午後を過ぎて二回も
それでもお互いに求める気持ちが収まらなくて
触れ合ったけれど、さすがに短時間で三回、は
お互い三十路にもなって無理だったからキスをしたり、
触れ合って息を整えて体力を回復させた
「今更かも、なので
何だか聞くのも恥ずかしいんですが…」
「何?チャンミナに知りたいって思ってもられるのは嬉しいよ」
先輩の右腕を枕にして並んで横たわる
その右手は僕の胸辺りを彷徨っていて、
たまに敏感なところを掠める
「…っ…その…
仕事は今何を…?
写真だとは噂で聞いていますが、具体的に知りたくて」
そう、僕は『今』の先輩の事をまだ何も知らない
昔よりも自然体になった事や
僕に対して甘えてくれるようになった事
本当は東京にいる事を息苦しいと思っていた事
それらは少し分かったけれど、
日常の先輩を何も知らないんだ
「あはは、確かにそうだな
先に告白したりまた付き合おうだとか…
今みたいに裸を見たり…
少し不誠実だったかな?」
「…そんな事無いです
僕も欲しかったし、好きで止まらなかったから」
昔よりも厚くなった胸板に顔を埋めた
ついさっきまで汗ばんでいたのに
今はもう汗も引いていて、
それを少し残念だと思ってしまった
「雑誌と契約して写真を提供してるよ」
「専属のフォトグラファーという事ですか?」
「専属じゃないけどね
フリーランスで色々受けてるよ」
そう言うと、先輩は「ちょっと待ってて」
と告げてゆっくり右腕を僕の首の下から引き抜いた
少し寂しいけれど、そんな事言うのも顔に出すのも恥ずかしいから何でも無い振りをしていた
でも、先輩はくすりと笑ってこめかみにキスをした
「せっかくだからチャンミナにも見て欲しい」
裸のまま何も気にする事無く立ち上がる
ベッドサイドの本棚から雑誌を何冊か取り出して
直ぐにベッドのなかに戻って来てくれた
「これ、隔月で連載してるんだ」
それは僕でも知っている自然科学系の雑誌だった
なかなか手に取って読む事は無いけれど、
名前を聞けばきっと知っているひとは多いだろう
先輩は座って、嬉しそうに雑誌を捲る
僕も起き上がって雑誌を覗き込もうとしたんだけれど…
「…っ…あ…」
「痛い?大丈夫?」
「…大丈夫、です」
先輩を受け入れた場所
痛みもやはりまだ有るけれど…
そうでは無くて、少しだけ先輩のモノが残っていて
体勢を変えたらつう、と流れたのが分かって身体が震えた
心配そうに僕を覗き込むから大丈夫、と笑った
「連載なんて凄いです
この雑誌、書店で見た事は有りますが
読んだ事は無くて…
これからは定期購読します」
「本当に?ありがとう
チャンミナの興味を引く記事が有るかは分からないけど、なかなか興味深い特集も多いんだ」
先輩は自身が興味のあるページを開いては
僕にそれを見せてくれる
都会で忙しなくしていると全てがいつも流れ作業のようで、それは当たり前の事で嫌だとも思っていなかったし、東京には何だって有ると思っていた
だけど、先輩が見せてくれる雑誌のなかには
宇宙の事だったり世界中の動植物や社会情勢まで
何気無くニュースを見ていても気付かないような事が書いてあって、興味を引かれた
「…可愛い」
先輩に雑誌を手渡されてぱらぱらと捲っていたら
そこには鹿の写真が載っていた
どうやらそれは先輩の写真では無いし、
スコットランドだと書いてある
「そう言えば、チャンミナは大学でバンビって呼ばれてたよな
目が大きくて、身長は有るのに小動物みたいで…」
「…そんな恥ずかしい事蒸し返さないでください
男がバンビなんて…」
「そう?今でもバンビのように可愛いし…
でも、今は可愛い、より綺麗になったかな」
褒められている事は嬉しいけれど恥ずかしくて
雑誌の記事を読んでいたら、
先輩の右手が伸びてページを捲る
「あっ読んでたのに…」
「ごめんごめん
俺の連載も見て欲しくて」
言われて思い出した
鹿も可愛いけれど、
それより先輩の写真と連載記事が見たいんだ
「見たいです、先輩の写真も記事も」
「本当に?鹿の方が良いんじゃないの?」
「そんな事無いです
だって、
どうして今までこの雑誌を見て来なかったんだろうって後悔してるんです」
ベッドの上で脚を伸ばして座る
肩と肩、先輩の右腕と僕の左腕がぴとり、とくっつく
先輩は少しだけ恥ずかしそうに笑って、
後ろの方のページを捲った
「これ、連載って言っても小さなコラムだけど」
そう言って指差したのは
一ページの半分を使ったコラムだった
「え、これ…」
驚いたのは、
先輩の顔が連載タイトルの横に載っている事
「どうした?」
「顔なんて載せてたら…
誘われたりとかファンレターとか…
先輩かっこいいから、きっと有りますよね?」
上目遣いに見つめたら少しだけ瞳を泳がせる
「可愛い女の子とか…
そうじゃなくても編集部の女性とか…」
「……」
「やっぱり…嫉妬します」
何も答えてくれないから勝手な想像ばかり膨らむ
僕を好きだと言ってくれる先輩に嘘は無い筈
だけど、きっと先輩を良いと思うひとはたくさんいる
それは大学時代だって同じで、だから僕はそんな先輩と恋人である事に劣等感を抱く事もあった
でも、今も昔と同じように自分に自信なんて無いけど、
諦めたり引いて後悔したくないし、
先輩を好きな事はやっぱり譲れない
「僕だって先輩を諦めないし…
誰かに渡したりしたくないです」
俯きながら言ったら、
頭に何かが触れた
掌かと思って顔を上げたらもう一度触れて、
それが唇だったと分かった
「あの頃も今も…見てくれで迫って来るひとはいるよ
でも、自分を出せるのはチャンミンの前だけだって分かった
だから心配する事なんてひとつも無いよ
それよりちゃんと中身も見て?」
「え…あ、すみません」
先輩の顔が載っている事で焦ってしまった
僕は目先の事しか見えていなくて視野が狭い
情けなくて溜息を吐いたら、
今度はぽん、と右手が僕の頭に乗せられた
「先輩?」
「好きなひとに独占欲を見せられるのは、
こんなに嬉しいんだな
大学の時、チャンミナはあまり何も言ってくれなかったから本当は少し寂しかった」
「…それは…我慢していて
迷惑を掛けたく無かったし」
そう言うと「そうか」と懐かしむように、
少し切なげに微笑む
僕はあの頃こどもで、先輩に対して恋愛感情だけでなく『敵わない』という思いもきっと大きかった
だから身を引いて別れを了承したし、
付き合っている時も我慢した思い出がある
それでも当時の僕は先輩を本当に好きで、
嘘を吐いた訳でも無い
でも…
「これからは、後悔しない為にちゃんと独占欲も出していきます
あの頃は我慢するのが正解だって思っていたから…」
「うん、お互いに思っている事はちゃんと伝え合おう」
先輩のコラムは北海道の自然を切り取った写真と、
それから先輩の自然に対する思いが文字として綴られている
それはとても優しく、優しいのに芯があって、
今の先輩を見てそのままだと感じた
「先輩はやっぱり凄いです
僕は…絵を描く事が好きでそれを運良く続けてこれていますが、まだ夢や目標は無くて…」
「今はチャンミナはどうしているの?
コンクールで入選していただろ?」
そう、先輩は僕の名前を
小さなコンクールのなかに見つけてくれていた
嬉しいけれど、それくらいしか無いんだ
「描きたいものを描いてはいます
でもなかなか収入にはならなくて…
今は知人の画廊で働きながら絵を勉強して描いています」
だから、明日はいつも通り画廊へ働きに行く
受付と雑務が主だから座っていられるし、
捻挫していても支障は無い
二歳の年の差はあるけれど、
それを差し引いても
先輩と僕の差はきっと縮まらないだろう
先輩が撮った北海道の美しい景色を指でなぞった
「チャンミナ」
「はい、先輩」
「ユノ、だろ」
呼び方を訂正されて思わず顔を上げたら、
優しく僕を見つめる先輩、いや、ユノ
「…ユノ、まだ慣れないです」
「美大を卒業して、
専門分野以外で働くひとも多いんだよ
チャンミナだって知ってるだろ?
そんななかで絵を描いていられる事は、
好きな事を続けていられるのは誇るべき事だ
自分を卑下しないで」
「……ありがとうございます」
比べると自分の小ささが恥ずかしい
だけど、先輩はこんな僕にも優しい
「俺だってまだまだ夢半ばなんだ
それに、ひとりで叶えられるか…
寂しいしどうしようかって悩んでるんだ
聞いてくれる?」
「夢、先輩の…んっ…」
聞こうとしたら、キスで唇を塞がれた
「ユノ、だろ」
「…ユノ……」
名前を呼ぶと、少しずつ先輩が近付いて来る気がする
夢の話を聞きたいけれど、一度触れたらまた触れたくなって、先輩を見あげたら困ったように笑う
「キスしてください…ユノ」

「…こんな時に名前を呼ぶなんて、
チャンミナも成長したな」
時間はやっぱりどれだけあっても足りない
それでも、僕達の距離は少しずつ縮まっている
そして、離れるまでの時間もそれに比例するように縮まっているんだ
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