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クトゥルフ おいしさOpen!
■第46回 活動記録
Ⅰ実施日:2018年6月17日(日)
Ⅱ実施場所
セッション実施場所:幕張公民館
Ⅲ活動内容
セッション
Ⅳ参加者 計20名
乙、量産型小市民、ヨッシー、TOTO、lamancha、ガリュー、あやこ、朧龍、コトリ、はち、NH、如月テンマ、キョウタ、ツナ、かつみ、コードウ、グェン、印南、ミヤ、くろこ
Ⅴ活動内容詳細
以下4卓にて実施。
第1卓「クトゥルフ・バイ・ガスライト」GM:印南さん
第2卓「ブラインド・ミトスRPG」&「フィアスコ」GM:あやこさん
第3卓「深淵 第二版」GM:乙
第4卓「アリアンロッドRPG 2E」GM:ガリューさん
第1卓「クトゥルフ・バイ・ガスライト」
【今回予告】
時は西暦1894年。
ここ英国、倫敦では奇妙な事件が続いていた。
多数の行方不明者、多数の死傷者。
当局の懸命の調査にも犯人は捕まらなかった。
世間は、切り裂きジャックの再来と震えた。
そんな中、探索者は1人の少女と出会う。
次回 クトゥルフ・バイ・ガスライト
「宇宙戦争」
-コノ星ハ、ワレワレノモノダ-
【探索者紹介】
〇PC1/ライル・ウッドマン/男性・32歳/職業:兵士/
最近除隊したばかりの元陸軍の軍人。
ライフルの腕前は、かなりの物で、必中といって問題ない程。
その必中で、今回は1人の少女を引き当てる。
〇PC2/ハーロック=ショームズ/男性・14歳/職業:
ベーカー街にある世界で1番有名な探偵事務所、
ホームズ本人が不在なので、超☆激務。
いつか、独立してホームズに勝つのが目標(笑)
〇PC3/ハリー・クローバー/男性・30歳/職業:医師/
ロンドン市内で開業医を営む。
主に軍関係の患者を観る。
ライルとは、現役時代に知己になった。
書類仕事は、溜め込む悪癖がある(笑)
〇PC4/ジョン・スミス/男性・40歳/職業:学者(生物学)
オックスフォード大学で非常勤の講師を務める。
フリーメイソンにも所属しており、
〇PC5/マルコム=オルホフ/男性・72歳/職業:聖職者/
イギリス正教会の生き字引。
1つの教会を任されている。
非常に優秀な見習い司祭を数人教えている。
のんびりしたい。が目標だが、
【セッション本番】
今回も、満員御礼のプレイヤー5人での開催となった。
感謝。
暑さ対策もバッチリの会場での開催、
PL諸氏は、CoCの経験は皆様多少なりともある状態で、
なので、ある程度説明を省き進める事が出来た。
主に、この時代背景を説明すれば良いだけなので、幾分楽(笑)
今回のシナリオは、HGウェルズの古典SFの名作「宇宙戦争」
折角のガスライトで、普通にクトゥルフやる事もあるまい。と(
何より、妄言を吐ける機会は積極的に狙っていきたい(笑)
妄言を吐きたいがためにガスライトをチョイスしたのは、
結果、「シークレットドクトリン」「ドジアンの書」「火星人」「
セッションは、謎の少女ルーシーをライルが保護する所から。
ジョンがシークレットドクトリンを斜め読みしたり、
程なく火星人が侵略してきます。
最初に遭遇したのは、診察帰りのハリー。
謎の大きな生物が市民を襲おう所に居合わす。
医師としての責務が恐怖に勝ち、
この謎の敵の襲来に各自迅速に対応する。
軍の上層部に働きかけたり、教会の上にかけあったり。
結果、マルコムとジョンはヴィクトリア女王に会うことが出来た。
事の重大さを説き、軍の出動の約束を取り付ける。
なお、この女王を説得する際に、
良いロールプレイだったので、ボーナス沢山あげたのになぁ(笑)
ジョンは、不利な状況をなんとかしてくれました!
素晴らしい!
ロンドン市内も被害を受け、工場や鉄道などに影響がでます。
その頃、ハーロックとライルとハリーは、
そこで、ハーロックが基地を撮影していたら、
若い彼は、好奇心を抑えられずに乗り込みます。
幸運にも動いたので、周りを怪光線でなぎ払います(笑)
結構な被害に満足し、あとは皆で逃走!(笑)
敵の基地の写真を軍に証拠として提出して、
最後は軍に任せ、敵の侵略計画を未然に阻止できました。
最後は、
その後、皆、日常に帰って行きましたとさ。
大英帝国に栄光あれ!
【KPから】
今回は、時間内に終わり良かったです。
セッションの進行は、ツナさんのマルコムが牽引してくれました。
疑問点や調査ポイントなどの探索者全体の動向を纏めてくれました
KPの無茶振りにも応えてくれて、非常に助かりました。
ドラキュラの相手、お疲れ様でした(笑)
ライルは、ルーシーのナイト役をこなしてくれました。
ルーシーの正体が判明した後も態度は変わらず、
ハリーは、ライルをフォローしつつ全体の調整に回って頂き、
医師らしいシーンをご用意出来なかったのは、私の不手際。
申し訳なかったです。
ジョンは、
お付き合い頂き、感謝です!
ハーロックは、好奇心が本当に助かりました。
セ
ションがより面白くなったのは、
今回も非常に楽しいセッションとなりました。
KPとしても、妄言を吐けて大満足!(笑)
また、次回以降にご一緒しましたら、よろしくお願いします!
皆様、お疲れ様でした!
第2卓「ブラインド・ミトスRPG」&「フィアスコ」
プレイヤー:Lamancha、グェン、朧竜、コトリ
システムは「ブラインド・ミトスRPG」と「フィアスコ」のショートセッション卓。
★ブラインド・ミトスRPG
○シナリオ「食べたい痩せたい危険地帯」
竜宮グランドホテルで開催されるスイーツコンテストに、チームを組んで出場する事になったPC達。
優勝すれば賞金50万円、スイーツバイキングの新メニューに採用される事が決まっている。
しかし、PC達が準備を進めていく中、突如異変は起こった。
果たして、PC達は優勝する事が出来るのだろうか?
○PC紹介
PC1:マダム・ララァ(PL:Lamancha)
禁書は「人格改造マニュアル」、象徴体は「中島みゆき」。
あの中島みゆき(!)を召喚する、占い師の女性。75歳、バツイチ。
PC2:浜岡四郎(PL:グェン)
禁書は「SASサバイバル・ハンドブック」、象徴体は「名もなきサバイバー」。
洋食屋の息子で、料理教室を開いている料理人。
PC3:雨宮緑(PL:朧竜)
禁書は「魔女と聖女」、象徴体は「マリア」。
歴史書から魔女の姿をした象徴体を召喚する司書の女性。
PC4:永留嘉(PL:コトリ)
禁書は「本を愛しすぎた男」、象徴体は「アリソン」。
名前は「ながとめ・よしみ」と読む。犯罪者の家庭出身のTBファイラーの男性。人生経験が複雑過ぎる。
○感想
とにかくマダム・ララァのインパクトが強過ぎた。まさかあの中島みゆきを象徴体にするなんて!
今回はプレイヤー全員が、汚染が溜まるのを恐れて戦闘を避けたり、積極的に禁書能力やアクロバットダイスを使っていた為、汚染は2しか溜まらなかった。
シナリオは今回も自作だった為、皆様に楽しんで頂けるかどうか不安だったのだが、実際にやってみると、プレイヤーのリアクションが見ていてとても楽しかった。
★フィアスコ
○プレイセット「救え!みんなの村」
地球のどこかにあるという「フィニステール村」に何故か持ち上がったレジャーランド建設計画。
しかも建設業者は宿屋の地下に封印されている悪魔を復活させようと企んでいた!
最果ての村の危機は、いつしか世界の存亡を賭けた戦いへと変わっていくのであった…。
○PC紹介
PC1:エリーゼ(PL:Lamancha)
宿屋を経営する夫婦の妻。転職願望あり。
PC2:イイダバシ・ワタル(PL:グェン)
ループする時間を旅する博士。かつてエリーゼに恋心を抱いていた…らしい。
PC3:イヴ(PL:朧竜)
イイダバシ博士に作られた、ガトーの護衛ロボット。人間に従順な仕様だったが、自由意思を与えられる。
PC4:ガトー(PL:コトリ)
宿屋を経営する夫婦の夫。妻には厳しく、護衛には甘い。
○感想
なんとプレイヤー全員がフィアスコ初挑戦。
その上今回も、最初の人間関係を作る時に「6.非日常」を選んだ人が出てしまったので、
果たしてこのキャラクター設定&どう考えても普通じゃない村でストーリーを作る事が出来るのだろうか?と不安になってしまったのだが、
実際にやってみると、皆様の発想力が素敵過ぎて、最終的にはとても綺麗にまとまったストーリーが完成した。
★総括
今回は、終始笑いの絶えない楽しいセッションとなりました。
皆様が楽しんで遊んでくださったのがGMとして一番嬉しかったです。
ただ、今回のプレイ時間は予想以上に短く、4時間くらいで終わってしまったので、もう少し長く遊べる工夫をしておけばよかったかもしれません。
次はいつ何のシステムでGMをやろうか考え中なのですが、少なくとも10月の第50回活動では、是非ともGMをやりたいところですね。
第3卓「深淵 第二版」
シナリオ名「獣の館」
【予告編】
――久々に戻らん。今宵の帰還は、ゆるりと楽しませてもらおう。 『紫の青龍』
吹雪の雪山に、一軒だけ佇む古びれた屋敷。
館の執事は、旅人を快く迎え入れる。
手厚い歓待は、旅の疲れを癒やすだろう。
望むのならば、いつまでもここにいてもよいのだと執事は言う。
主の帰還をお待ちいただける限り。
【PCハンドアウト】
PC①:過去を持たざる少年
推奨テンプレート:従士(騎士見習い)
運命:「58:過去を失った者」
概要:あなたは、あるときから以前の記憶が無い。そのときそこにあった。それが原初の記憶。
若き騎士に拾われて、今は彼の従士だ。
※PC③はあなたが従うべき騎士だ
PC②:大切な人と生き別れた青年
推奨テンプレート:伝書使
運命:「72:失踪」
概要:あなたは嘗て、大切な誰かと生き別れた経験がある。
しかしそれは昔のことだ。伝書使として、この雪山を越えねばならない。
PC③:恋人の元へ急ぐ騎士
推奨テンプレート:漂白の若き騎士
運命:「81:誓いの言葉」
概要:あなたには将来を誓いあった恋人がいて、戻る約束をしている。
遂に旅を終え、帰参の途にあなたはついた。早く彼女に会いたい。
※PC①はあなたの従士だ
【シナリオの導入部】
雪山越えをしていた旅人たちは突然の猛吹雪に襲われる。
あわや遭難というところで吹雪の切れ間に古びた洋館を見つける。
なぜこのようなところに屋敷が?
訝しげに思いながらも背に腹は代えられない旅人たちは屋敷へ向かう。
屋敷につくと執事の男が恭しく旅人たちを迎え入れる。
そして、現在館の主は不在であること、
恐らくこの吹雪で主も麓の村で足止めを食っていること思われること、
主は変わり者で人里離れたこのような場所に住んでいるが、
客人をもてなすのが大好きなので是非主の帰還まで逗留いただき一言挨拶だけでもしていただきたい、
といった旨を語る。
長逗留は出来ないので、吹雪の去った後数日であれば主を待つことを約束する旅人たち。
恐ろしく金持ちと思われる屋敷の主。
信じられないくらい至れり尽くせりの待遇を受ける旅人たち。
そして、伝書使の生き別れた大切な誰かによく似た使用人……
抗いがたい誘惑を放つ、上等の蜂蜜酒。
従士が度々惑う、既視感と幻聴。
悲しく響く、獣の声。
旅人たちは、吹雪に閉ざされた屋敷で不思議な数日を過ごす
こととなる。
【PC紹介】
PC①:過去を持たざる少年(少女)
エルター
PL:量産型小市民さん
テンプレート:従士(騎士見習い)
運命:「58:過去を失った者」
「31:魔族の走狗」
気づけば記憶がなく、路銀も持ち合わせていなかったことからスリや窃盗で生きながらえてきた少女。
奴隷商に捕まったところをライアン(PC③)に助けられたことを契機に、彼に付き従い、いずれ騎士になろうと心に決めている。
屋敷についた瞬間、強烈な郷愁に襲われる。
しかし同時に、自分はここを放逐されたという強い恐怖にも似た感情が彼女の中で渦巻くことになる。
屋敷を探索する毎に感じる既視感。
そして聞こえる、老人の声。
ああ、あの声の主こそが。自らの本当の主ではなかったか?
このまま屋敷に滞在することに危機を感じ、騎士に何度か急ぎ立ち去ることを提案するも、そもそも天候という条件がそれを許さない。
不安にかられながらも過ごす時間の中で、彼女は屋敷の中の時間の流れが外界のそれと別物であることに気づく。
そして、同時に自らが真なる主によって“造られた”存在であることも思い出すのであった。
獣師ブラーツ。魔族の一柱こそが己の創造主であること。
そして、自分は人間でないことを。
館の真実を語った執事に彼女は問う。
何故自分はここを追い出されたのか。何故自分は記憶を失ったのか。
執事は答えて言う。
「失敗作ごときが、主不在のこの場所に居座られても目障りだった。記憶を操作して、捨てやった」と。
館は新たな主を迎え入れ、自分の故郷とも思ったこの場所に自らの居場所はない。
彼女はそれを知り、悲しげな瞳で館を騎士とともに立ち去ることを決意する。
屋敷を出た後、恋人と結婚したライアンの養子となり、そして家督を譲られ騎士として叙勲を受ける運びとなる。
集団叙勲の前夜、路地から懐かしいしわがれた声をかけられる。
それは、黒髪の老人、獣師ブラーツ。
老人は言う。「自らと一緒に行くか?」と。
エルターは「騎士として生きてゆく」と答えた。
老人はそれを聞いて大きく笑い、闇に消えながら嘯く。
「化物のお前がいつまで人として生きられるかな?」
捨てられた子猫のような瞳で、少女は路地の闇を見続けていた。
……GM所感
そもそもの設定が魔族に造られた存在であり、屋敷に対して「強く執着する」キャラになることを想定していました。
しかし、執着以上に警戒の方が強く発露され、三名の中で最も積極的に脱出を試みるキャラになりました。
忠誠を尽くすべき主は自分を捨てて既に館を去り、
嘗ての上司は自分を厄介者扱い(記憶を消して館の外に放り投げた張本人)、
挙げ句愛着の残る館自体は新たに別の者が主になると、
最早居場所無し。
寂しい思いをしながら館を去っていきましたので、EDも物寂しい感じに相成りました。
PC②:大切な人と生き別れた青年
フィニアス・ジャックマン
PL:TOTOさん
テンプレート:伝書使
運命:「72:失踪」
「33:遠い声」
4年前、恋人であるチャリティーが失踪した。
行方を探し続けているが、なんの痕跡も見つけられていない。
もう二度と彼女に会えないのではないか?
微かな諦念を胸に抱えながらも、伝書使として各地を回りながら彼女の姿を探す日々を送っていた。
屋敷でかれは、恋人によく似た使用人を見つける。
思わず詰め寄ってしまったが、「客人と口をきいてはならない」と達しが出ている使用人の娘は何も言わない。
ただ、辛そうな表情をするのみ。
周囲の人間に窘められ、彼は仕方なく彼女を問い詰めるのをその場では諦める。
そして気づく。もしあれが恋人であるならば。
あれから4年の歳月が経っているのに、彼女は4年前のままの若く美しい姿をしていたことに。
客間に案内された彼は、そこに彼女が残したと思われるハンカチを見つける。
それには慌てて書いたことがわかる乱れた文字で、2つのことが書かれていた。
「今すぐここから立ち去れ」
「蜂蜜酒は飲むな」
事情を騎士と従者にも話し、それぞれが不可思議な印象を館に持っていたことで、なるべく早々にこの館を立ち去ること、そして忠告に従い蜂蜜酒を避けることを確認する。
しかし、頑なに拒むことを決意していた蜂蜜酒の誘惑に、彼は段々と抗えなくなっていく。
そして蜂蜜酒を口に含む毎に、彼は幻覚と幻聴に囚われてゆく。
しわがれた声の老人と、若い男の会話。風が運んでくる、嘗てこの屋敷で交わされた言葉。
本来は聞こえぬはずの声から、彼は一つの確信に至る。
この屋敷は新たな主を待っている。そして、それは自分なのだと。
新たな主候補となった彼に執事は慇懃に語る。
この屋敷は獣師ブラーツが作り上げた自らの住まいであり、実験動物を閉じ込める檻であること。
彼の恋人はただ時間の流れから隔離されたこの屋敷に囚われているだけで、心も体もチャリティーのままであること。
しかし、この屋敷に縛り付ける呪いを持った蜂蜜酒を、呪いが完全に機能するまでの量を飲んでしまったため、もはや屋敷からは離れられないこと。
屋敷の地下には、獣師の実験場が広がり、実験成果が檻に繋がれていること。
そして、執事は新たな主には、“立派な主”になってもらうことを宣言する。
吹雪が晴れて館を去る騎士と従士を、彼は見送った。
苦悩の果て、彼は新たな主となることを決意する。
屋敷の扉が閉ざされたことで、閉じた楽園が完成する。
……GM所感
当初の設定としては「生き別れた大切な人」が屋敷にいることで、「危険を承知で屋敷に滞在すること」を主張する側に回ってもらうことを想定しておりました。
そして、もう一個生えた「遠き声」の設定によりブラーツの後継者に内定。
全体を通してキャラの軸のブレること無いロールをしていただき、且つGMの思惑通りに新たなる主となるか否かに苦悶いただきました。
これからは恋人とともに、閉じた世界で少しずつおかしくなっていくかもしれませんねw
PC③:恋人の元へ急ぐ騎士
ライアン・レイノルズ
PL:ヨッシーさん
テンプレート:漂白の若き騎士
運命:「81:誓いの言葉」
「85:龍のさだめ」
騎士の家柄に生まれたものの、貴族の誇りも騎士の精神も彼には備わっていない。
しかし、彼は身分違いの恋をした。相手は平民の娘。
周囲からの反対を受け続け、喧々諤々の交渉を続けた結果、遍歴となって成果を残せば結婚を認めるという条件を突き付けられる。
幸いにも、戦いに
しては天賦の才を持って生まれた彼は、その条件を二つ返事で承諾する。
「必ず戻る。だから待っていてくれ」
故郷に恋人を残し、彼は決して短くない漂白の旅に出た。
旅の最中で自分についてくる従士を得たが、彼自身は彼女を従士として認めてはいない。
付いてくるのも、離れるのも、彼女の自由だと考えている。
屋敷では、奇妙な感覚は覚えながらも実害は無いことから事を起こさず静かに過ごすことにしていた。
しかし。彼は夢に見る。龍が獣と争う光景を。
そして、龍は彼に語りかける。責務を果たせ。魔族と戦え。お前には龍の血が流れているだから。
龍の声によって戦いを予感するものの、彼は争いを避けようと動く。
なぜなら彼は死にたくないから。死んでは恋人との誓いが果たせないから。
屋敷の真実を知ったときも、彼は剣を抜かなかった。
彼にとっての至上命題は、無事この屋敷を出て故郷へ帰ること。
獣師の非道も、執事の思惑も、もしかするとこれから多数の悲劇を生み出すかもしれない存在も、刃を向ければ命の保証は無い相手でり、おとなしく屋敷を出す意図が見える以上、彼に剣を抜く理由はなかった。
屋敷を出た彼は、故郷へ戻り恋人と結婚式を挙げる。
従士を養子に迎い入れ、家督を譲り、貴族や騎士といった肩書を捨てて、妻となった恋人と旅立った。
誓いの言葉は果たされた。
しかし、さだめから逃れられるかはまた別の話。
……GM所感
「恋人の元に戻る」という強い動機付けをされたキャラなので、とにかく「館から立ち去ろう」とするキャラを想定していました。
しかし、生えた運命が「龍のさだめ」。あー、これは死んだなーと思ってましたが。
とにかく生き延びることを至上命題に据え置いた結果ですかねw
PLのメタ読みが冴え渡り、クレバーに魔族との戦闘を回避。
恋人の元に帰るという約束を無事果たしました。
【全体を通しての所感】
外界と隔絶された時の流れの屋敷。
蜂蜜酒を飲めば飲むほど、屋敷から離れがたくなる。これは呪い。一定量で屋敷から出ることすらできなくなる。
蜂蜜酒の誘惑は時間の経過に合わせて強烈になる。
屋敷の主は獣師ブラーツ。
執事はブラーツの被造物。やがて戻る筈の主のために、実験動物を屋敷に囲っている。
屋敷の地下には、ブラーツの魔獣が檻に入れられている。
従士は魔族の被造物。屋敷で生まれ落ちた存在で、屋敷に執着を見せる。
伝書使は恋人を屋敷で見つける。恋人を救うために屋敷に滞在することを主張する。
騎士は故郷の恋人のもとに戻らなければならない。屋敷からの脱出を試みる。
もし二対一の対立になっても、騎士の武力であれば従士と伝書使を圧倒が可能。
危ういパワーバランスの上で成り立つ、個人的な執着と葛藤。
生きて屋敷を出るものは果たしているか否か。
というのが、シナリオの概略であり当初想定していた進行です。
まぁ2個めの運命で方向性が大きく変更するのはよくあること。
今回は伝書使の頑張りと懊悩が主軸となるシナリオと相成りました。
とはいえ、伝書使が縦の糸であるとすれば、
従士の寂寥や騎士の生きようとする執念が横の糸であったわけで。
3人の織りなす運命の文様は深淵らしい素晴らしいものであったかと存じます。
とはいえ、もう少し従士と騎士を運命の翻弄に巻き込んであげられればよかったですね。
そこはGMとして力不足でした。次回以降に活かしたいと思います。
それでは、ご一緒いただきありがとうございました。
是非またご一緒させて頂ければ幸いです。
第4卓「アリアンロッドRPG 2E」
【シナリオ名】
「グランフェルデン・フェスティバル」
(公式HP:スタートセット付属シナリオ)
【今回予告】
「古き王都 グランフェルデン」で開かれる秋の収穫祭。
しかし、
収穫祭を楽しみにしている人たちのためにも、
果たして冒険者たちは妖魔から無事に食糧を取り戻すことができる
アリアンロッド2E
「グランフェルデン・フェスティバル」
冒険の舞台がキミを待つ!
【PC】
PC①:リアン
PL:如月テンマさん
クラス:アコライト/ウォーリア
PC②:ヘンリエッタ(エッタ)
PL:キョウタさん
クラス:シーフ/レンジャー
PC③:トーヤ
PL:コードウさん
クラス:ウォーリア/ウォーリア
PC④:ロッテ
PL:ミヤさん
クラス:メイジ/セージ
【GM感想】
同卓、ありがとうございました。
皆様のご協力のおかげで、終始テンポ良く進行することができ、
皆様にも楽しんでいただけていれば、幸いです。
また、よろしくお願いします。
…出目は、うん、ごめんね!(ファンブル3回&
(6/20一時更新)
(6/25更新完了)
クトゥルフ 関連ツイート
私に足りないものが見えてきたし、メモとか取りながらよく熟読しておこーっ(*´艸`)
防御モ、お前モ、ぶち壊。吸収。失敗あり。
トコロで、くっついてル。メジェドに。ミニクトゥルフ。何だロナ?こいつ。
旧支配者→葛飾北斎
旧神→ヒロインXX
という感じでクトゥルフ神話の神格はだいぶ消化されたから流石にフォーリナーもこれで打ち止めかな(油断慢心)