ちょっと心配をナメるな!
スマホに表示された名前を見て、ものすごくイヤな予感がした。
今まで、この人から電話がかかってきたことがあるだろうか・・・。
「すみません、ちょっと失礼します。」
俺はスマホを持って、急いで部屋をでた。
「・・・もしもし?」
『あ、櫻井先生?お忙しいところすみません。二宮です。今、大丈夫ですか?』
「うん。大丈夫。」
『あ、1人?周りに他の先生いないの?』
「うん。急いで部屋を出てきて・・・。っていうか、珍しくない?二宮先生が電話なんて・・・。」
『・・・あの、実は・・・。』
はい?
反対側のホテルに来てる?
「え?反対側って、俺たちが下見に来てる、このスキー場の?」
『・・・うん。』
「なんで、また・・・。」
『いや、まーくんがね、ちょっとヤキモチっていうか・・・。』
「え・・・?」
『櫻井先生が、すごーく行きたくなさそうだったから、何かあるんじゃないか、って・・・。行けば何か分かるかもしれないから、って。』
俺は心の中で、大きくため息をついた。
「で、その何か、は・・・。」
『なんか、夏に牧場でお世話になった親戚の方いるでしょ。』
「え?あ、あぁ。」
あの乳搾りに行ってケーキ作ったところか。
『たまたまあそこのおばさんに会って・・・。それで聞いたみたい。あ、俺と智は詳しくは聞いてないけど。』
「え?大野先生まで来てるの?」
『あ・・・。うん。ごめん。』
やっぱり!
さっき見た後姿は雅紀と二宮先生と大野先生じゃなかったんだ!
俺の錯覚じゃなかったんだ!!
「雅紀は・・・なんて?」
『俺も詳しくは聞いてないけど・・・昔のことだから、って。最初はちょっと考えていたっぽいけど、ご飯食べたら元気になって。』
雅紀らしいな。
『それで、今、ナイター滑りに行ってるんだけど。』
「1人で?」
『そうなんだけど、すぐ帰ってくるよ、って行ってたのに、なかなか帰ってこなくて、電話しても出ないし。
ただ、夢中になって滑ってるだけなんだとは思うけど、ちょっと心配になって・・・。
一応、この辺は、櫻井先生が詳しいだろうから、櫻井先生の耳に入れておいたほうがいいかも、と思って。』
俺は、エレベーターホールの窓から、外を見る。
まだリフトも動いてるし、滑ってる人もまぁまぁいる。
でも、上の方は真っ白だ。
あまり、上の方に行ってないといいんだけど・・・。
「連絡くれてありがと。ちょっと行って見てきてみるわ。」
『あ、ほんと?そうしてもらえると・・・。』
「二宮先生の言うとおり、ここのスキー場は、俺にとっては庭みたいなもんだから。大丈夫。雅紀を見つけて驚かしてくるって!」
電話口の向こうで、二宮先生のホッとした雰囲気が分かった。
『良かった!すみません、まぁ、まーくんは運動神経いいし、スノボも結構上級者だと思うから、俺の取り越し苦労だとは思うけど。』
「大丈夫だよ!驚かして、雅紀とのスキーを楽しんでくるわ!」
俺は一抹の不安を押し殺して、電話を切った。
塚田先生と橋本先生には「やっぱりちょっとナイター滑りたくなったので・・・。」とテキトーにごまかし、俺はスキー場に急ぎ足で向かった。
つづく
ちょっと心配伝説
スマホに表示された名前を見て、ものすごくイヤな予感がした。
今まで、この人から電話がかかってきたことがあるだろうか・・・。
「すみません、ちょっと失礼します。」
俺はスマホを持って、急いで部屋をでた。
「・・・もしもし?」
『あ、櫻井先生?お忙しいところすみません。二宮です。今、大丈夫ですか?』
「うん。大丈夫。」
『あ、1人?周りに他の先生いないの?』
「うん。急いで部屋を出てきて・・・。っていうか、珍しくない?二宮先生が電話なんて・・・。」
『・・・あの、実は・・・。』
はい?
反対側のホテルに来てる?
「え?反対側って、俺たちが下見に来てる、このスキー場の?」
『・・・うん。』
「なんで、また・・・。」
『いや、まーくんがね、ちょっとヤキモチっていうか・・・。』
「え・・・?」
『櫻井先生が、すごーく行きたくなさそうだったから、何かあるんじゃないか、って・・・。行けば何か分かるかもしれないから、って。』
俺は心の中で、大きくため息をついた。
「で、その何か、は・・・。」
『なんか、夏に牧場でお世話になった親戚の方いるでしょ。』
「え?あ、あぁ。」
あの乳搾りに行ってケーキ作ったところか。
『たまたまあそこのおばさんに会って・・・。それで聞いたみたい。あ、俺と智は詳しくは聞いてないけど。』
「え?大野先生まで来てるの?」
『あ・・・。うん。ごめん。』
やっぱり!
さっき見た後姿は雅紀と二宮先生と大野先生じゃなかったんだ!
俺の錯覚じゃなかったんだ!!
「雅紀は・・・なんて?」
『俺も詳しくは聞いてないけど・・・昔のことだから、って。最初はちょっと考えていたっぽいけど、ご飯食べたら元気になって。』
雅紀らしいな。
『それで、今、ナイター滑りに行ってるんだけど。』
「1人で?」
『そうなんだけど、すぐ帰ってくるよ、って行ってたのに、なかなか帰ってこなくて、電話しても出ないし。
ただ、夢中になって滑ってるだけなんだとは思うけど、ちょっと心配になって・・・。
一応、この辺は、櫻井先生が詳しいだろうから、櫻井先生の耳に入れておいたほうがいいかも、と思って。』
俺は、エレベーターホールの窓から、外を見る。
まだリフトも動いてるし、滑ってる人もまぁまぁいる。
でも、上の方は真っ白だ。
あまり、上の方に行ってないといいんだけど・・・。
「連絡くれてありがと。ちょっと行って見てきてみるわ。」
『あ、ほんと?そうしてもらえると・・・。』
「二宮先生の言うとおり、ここのスキー場は、俺にとっては庭みたいなもんだから。大丈夫。雅紀を見つけて驚かしてくるって!」
電話口の向こうで、二宮先生のホッとした雰囲気が分かった。
『良かった!すみません、まぁ、まーくんは運動神経いいし、スノボも結構上級者だと思うから、俺の取り越し苦労だとは思うけど。』
「大丈夫だよ!驚かして、雅紀とのスキーを楽しんでくるわ!」
俺は一抹の不安を押し殺して、電話を切った。
塚田先生と橋本先生には「やっぱりちょっとナイター滑りたくなったので・・・。」とテキトーにごまかし、俺はスキー場に急ぎ足で向かった。
つづく
JavaScriptでちょっと心配を実装してみた
↑昔はこういうところでサンドレス買いました。
それを着て蕨のマグロのお店に行ったときはみんなにビビられましたが・・・
店内テーブルは10席くらい。
男女の2人組がすでに楽しそうにヨッパしていました。
聴こえてくる会話から、2日後のNAHAマラソンに参加するようです。
5年前の訪問時もジョガーさんたちがこのお店で楽しくヨッパしてまして。
茶目子からしたら、当日のベストコンディションのためにヨッパなんてできないのでは??と思ったのですが
どうやら、本気走りのひとと楽しく走る人といらっしゃって
後者のひとたちは元気に那覇ヨッパしているようです
ワインをボトルで注文すると、ちゃんとワインクーラー出してくれますよ
那覇の初日、22時くらいまで茶目子はひとり行動でした。
退社後ダッシュで羽田に向かうラブリー♡女子はこの時まだ仕事中だし

5年ぶりの再訪で唯一残念だったのは


今年の12月1日にオープンしたばかりの
毎日マグロの解体ショーとかやってるみたいです。
フードコートや食のイベントなどなど。
今年は入りませんでしたが、来年はのぞいてみたいな。
というか、この場所って以前は三越だったはず

明日は別記事をはさみます
ちょっと心配の気になるお買い得情報をお届けします。



ちょっと心配 ノンストップひきこもりアクション小説。
スマホに表示された名前を見て、ものすごくイヤな予感がした。
今まで、この人から電話がかかってきたことがあるだろうか・・・。
「すみません、ちょっと失礼します。」
俺はスマホを持って、急いで部屋をでた。
「・・・もしもし?」
『あ、櫻井先生?お忙しいところすみません。二宮です。今、大丈夫ですか?』
「うん。大丈夫。」
『あ、1人?周りに他の先生いないの?』
「うん。急いで部屋を出てきて・・・。っていうか、珍しくない?二宮先生が電話なんて・・・。」
『・・・あの、実は・・・。』
はい?
反対側のホテルに来てる?
「え?反対側って、俺たちが下見に来てる、このスキー場の?」
『・・・うん。』
「なんで、また・・・。」
『いや、まーくんがね、ちょっとヤキモチっていうか・・・。』
「え・・・?」
『櫻井先生が、すごーく行きたくなさそうだったから、何かあるんじゃないか、って・・・。行けば何か分かるかもしれないから、って。』
俺は心の中で、大きくため息をついた。
「で、その何か、は・・・。」
『なんか、夏に牧場でお世話になった親戚の方いるでしょ。』
「え?あ、あぁ。」
あの乳搾りに行ってケーキ作ったところか。
『たまたまあそこのおばさんに会って・・・。それで聞いたみたい。あ、俺と智は詳しくは聞いてないけど。』
「え?大野先生まで来てるの?」
『あ・・・。うん。ごめん。』
やっぱり!
さっき見た後姿は雅紀と二宮先生と大野先生じゃなかったんだ!
俺の錯覚じゃなかったんだ!!
「雅紀は・・・なんて?」
『俺も詳しくは聞いてないけど・・・昔のことだから、って。最初はちょっと考えていたっぽいけど、ご飯食べたら元気になって。』
雅紀らしいな。
『それで、今、ナイター滑りに行ってるんだけど。』
「1人で?」
『そうなんだけど、すぐ帰ってくるよ、って行ってたのに、なかなか帰ってこなくて、電話しても出ないし。
ただ、夢中になって滑ってるだけなんだとは思うけど、ちょっと心配になって・・・。
一応、この辺は、櫻井先生が詳しいだろうから、櫻井先生の耳に入れておいたほうがいいかも、と思って。』
俺は、エレベーターホールの窓から、外を見る。
まだリフトも動いてるし、滑ってる人もまぁまぁいる。
でも、上の方は真っ白だ。
あまり、上の方に行ってないといいんだけど・・・。
「連絡くれてありがと。ちょっと行って見てきてみるわ。」
『あ、ほんと?そうしてもらえると・・・。』
「二宮先生の言うとおり、ここのスキー場は、俺にとっては庭みたいなもんだから。大丈夫。雅紀を見つけて驚かしてくるって!」
電話口の向こうで、二宮先生のホッとした雰囲気が分かった。
『良かった!すみません、まぁ、まーくんは運動神経いいし、スノボも結構上級者だと思うから、俺の取り越し苦労だとは思うけど。』
「大丈夫だよ!驚かして、雅紀とのスキーを楽しんでくるわ!」
俺は一抹の不安を押し殺して、電話を切った。
塚田先生と橋本先生には「やっぱりちょっとナイター滑りたくなったので・・・。」とテキトーにごまかし、俺はスキー場に急ぎ足で向かった。
つづく

ちょっと心配 関連ツイート
別に敬えとは言わんけど、最低限の礼儀も身についてない人はちょっと…
まあキッズだし仕方ないか。こっちが大人なんだから我慢すべきなんだきっと。うん。
将来が心配だなあ。こういう子たち。
あとは時間が解決してくれるやろ( ̄▽ ̄;)
「ぷーさん、おてていたい?」(心配そうに見ている。)
「外国人と交流するの、何かちょっと怖い…」
そんな心配をする必要は全くなし!
日本に来ている外国人のは日本好き、日本人と交流したいのです。
不安を捨てて、一度参加してみませんか?
https://t.co/ocLT3l3DOv