ミステリーが町にやってきた
ターシャ・アレクサンダーの「レディ・エミリーの事件帖」(ハーパーブックス)
ヴィクトリア朝後期のイギリス。若く美しい貴婦人エミリーは、成り行きで大金持ちの子爵フィリップと結婚。しかし、そのわずか数か月後、夫は外地で病死してしまいます。夫を愛していたわけではないエミリーにはいっこうに、追悼の気持ちがわきません。そんな時、夫の親友、コリンがたずねてきて、意外な事実を告げます。フィリップが心底エミリーを愛していたこと、フィリップがギリシア・ローマ文化に深い造詣を持ち、大英博物館に古美術の寄贈をしていたこと。
エミリーは夫の残した日記を読み、ギリシア・ローマの古典文学と芸術を学び始めます。ところが、夫のことを知れば知るほど、夫には秘密めいた一面があることがわかってきます。夫は何をしていたのか。まさか、犯罪者? それを探るために、エミリーは国外に飛び出します。
前半はヴィクトリア朝風ロマンス小説です。訳者は「ジェーン・オースティンを思わせる」と書いていますが、似ていません。むしろ、ルイザ・メイ・オルコット(若草物語の作者)の社交界小説「花ざかりのローズ」あたりにそっくりです。作者はアメリカ人なので、いわゆるアメリカ人の書くヴィクトリア王朝物語になってしまっているのです。登場人物も、みな、どことなくアメリカン。
後半、フィリップに対する疑惑が持ち上ってから、物語が本格的に動き出す感じ。と同時に、ふたりの青年、フィリップの親友コリンと、旅の仲間のアンドリューがエミリーに急接近。ふたりともエミリーを愛しているようす。しかし、くいちがうふたりの証言。エミリーはどちらを信じればよいのか。
よくできた冒険ロマンス小説だと思います。しかし、夫から莫大な財産を受け継いだエミリーは、捜査費用もたっぷり。悪人に追われることもなく、「貧乏お嬢さま」シリーズのようなハラハラドキドキ感はありません。
ロマンス小説に、ミステリー風味と冒険要素で味付けして、ギリシア・ローマのウンチクで一味加えましたといった感じ。そのウンチクも高校で習うレベルで、深い内容を期待するとがっかりするでしょう。
ミステリー はキッズでキマリっ!
ミステリー!年末年始に自分を甘やかしまくった30代女性が年明けに小走りしようとしたら…
30代女性:
こんな感覚は初めてで、自分の身体じゃないみたいで衝撃でした。重い何かが全身にまとわりついた感じで走れなかったんです・・・足ももつれて・・・。走り去るムスコに向かって必死に叫びぶものの、声が届かず苦しかったです。
記者:
こわいですね。
失礼ですが、それは今に始まったことじゃないのでは?
30代女性:
あ、はい…(頬を赤らめる)
もとからです。
…でも、波打つ感覚は初めてでした
年末年始は義実家・実家・親戚宅を転々とし、甘えさせていただきました。感謝 誰かにつくってもらうごはんや大勢でいただくごはんが本当に美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまいました。そして、久しぶりのお休みだったパパに子どもたちがベッタリなのをいいことに楽をさせてもらいました。たまにはいいよね〜。とりあえず体重もとにもどそ〜
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