かわいいリーガル

コーヒールンバって、雰囲気ある曲ですよね。ミーナなんちゃらとかいうイタリア人女性の歌っているバージョンが好みです。
Moliendo Cafeっていうんですよね。アメブロのYouTubeが貼れる奴、誤タップが面倒臭いのでリンクだけにしますね。

さてさて、今回は前回の続きです！
牛革キップガラスのリーガル2589Nに「愛す政策」とか言ってたあれの続きです。

私のリーガルサイズは24.5cmなのですが、この2589Nは26cmで、かなりのオーバーサイズを誇ります。。

当然ながら全く履かずに(2～3回)二年以上が経ち、さすがにこれでは27000円が勿体無いと「愛す政策」を決行した訳です。

前回はその為(愛す為)に磨きましたが、サイズが合わなければどうしようもありません。
その昔、私はチャーチの革インソールを作りましたよね？
このアイデアを使えば、今回のリーガルもちゃんと履けるのではと思った所存に御座います。。

チャーチと同じサイズなら、インソールも兼用で良いのですが、リーガルの方が断然大きく踵が足りないので作り直しです。

まだチャーチのインソールの余り革があったのですが、それだけでは新しい革を買いに行きました。そうしたらあまり厚い革が無かったので(大きいのしか無く、しかも7000円位する)、少し複雑な作りをする必要性が出てきました。

まずは靴自体のインソールの形を調べなければなりませんから、紙でも何でも突っ込んでだいたいの大きさを取ります。

それを切って靴に入れ、合うかどうか確認してから革に乗せてペンで線を書いて下さい。
インソールで履き心地のアップやサイズ合わせを行う場合は、踵や土踏まずの大きさが肝になってきます。ですからその２つは靴にピッタシにするのではなく、少し大きめに取って下さいね。
ただの平べったいインソールを入れるだけなら、100均のインソールを数枚重ねりゃ良いだけですからね。

その辺もしっかりと確認出来たら、革を裁断していきます。これは私の場合なのですが、厚い革が足りなかったのでフルソック(一枚革のインソール)に出来ませんでした。その為、インソック(踵側)とインソール(爪先側)に分ける事にしました。
２つの断面を綺麗に合う様に切断すれば問題ありません。
なかなか上手く合わせられないと言って、切りすぎてはいけませんよ。インソールの大きさが変わってしまいますからね。

革が十分にある方は一枚革にした方が良いのですが、もし無いという場合はこちらの方法をやると良いですね。

分けた方は少しやりにくいですが、靴の中に入れてピッタシか確認して下さい。
革が固いと思うので、入れるのが大変だと思いますがジャストサイズを目指して下さい。
靴に当たっていたり、浮いたりしていたらまだ大きいので少しずつ切っていって下さい。

サイズを合わせたら、更に上に貼る革を裁断していきます。
切ったインソールを革の上に置き、なぞって切って革用ボンドで貼れば良いだけです。
ボンドは全体に満遍なく塗らないと、浮いたりしますのでお気を付けを。

そうそう、乾燥を利用して靴の中に入れておけば、乾いた時に靴の形になってくれます。更にシューツリーを入れておけば完璧です！

この後、水に濡らしてハンマーで叩いて形作りをするのも良いですけどね。

これで完成です！！

2層になっていますね。

なんと1.5cmも大きい靴をジャストサイズにする事に成功したのです！！

まぁ、大きさのバランスは少し変ですが、幸いにもアメリカンなロングウィングチップなのでそこまで違和感無く済みました。

羽根もここまでしか閉じません！

インソールを抜いた物はここまで閉じます。

これでもボールや踵はガバガバですからね。

今じゃボールも踵もかなりホールドされる様になりましたよ。

ツイッターでよくあるナルシストがするポーズで撮ってみました。

まぁ、こうすると同時にフィットしているかが見られるからナルシストポーズをしたのですがね。けっこうフィットしています。

こちらがインソール無しの羽根

こちらがインソール有りの羽根

あった方が甲の浮きが狭いですよね！
スカスカな履き心地だったのが、ムッチリとした履き心地に変わりました！

サイズの大きい靴、、
修理屋さんで大金を出すか、諦めて安く売るか捨てるか、1000円ちょっとで再利用(しかも履き心地が格段にアップする)するか、、

私なら再利用をします！というかしました。

皆さんならどうでしょうか…？？

それでは！