花粉 やがて、いのちに変わるもの。

「ぴ！」

ぱたぱた〜

「ふっ、良かったよ毛糸が解れて
一時はどうなることかと(苦笑)」

「ぴ、あお、、え…と、、あかい、、いと♪」

「ええ、これでもう離れられないね(笑)」

「さてと遅くなったしニュースでも観ながら
ご飯にしようか…」

ピッ…

『くしゅん、あらやだ花粉の季節ね』←CM中

「お！サトコさん
いつ観ても可愛いなぁ
私はあまり女優さんには興味ないけど
サトコさんだけは観ちゃうんだよなぁ」

「………ぴ」

『ふふ、花粉にはアレグラよ』

「……」

「うわぁっ、と💦智くん⁈前が見えないよ？💦」

「ぴ！や！」

「え？え？智くん？」

「ぴ…や…あお、、え、、や…( ᵒ̴̶̷ – ᵒ̴̶̷ ) ​うっ」

「？智くん？」

「ううっ…あお、、え…さ、と、、こ、、、、や…」

「……智くん…もしかして…ふっ、おバカさんだな
サトコさんは只の憧れで、そんなんじゃないんだよ？」

「…ぴ？( ᵒ̴̶̷ – ᵒ̴̶̷ ) ​」

ふっ、やきもち妬いて可愛いなぁもう💕(デレ)

「ええ、本当です
サトコさんはTVの中の人、只のファンです
私には現実に眼の前にいる智くんの方が…」

「…ぴ？」

「智くんの方が…」

私はこんな小さな子に何を言おうとしてるんだ…？

「あ、、お、、え…さと、、しと、、ずと、、いしょ…
あお、、え、、しゅき…」

「…！…智くん…」

智くんは私を親のように好きって言ってるだけだ

「ありがとう、智くん
ええ、そうですね、私も智くんが大好きですよ」

「！ぴ♡
あお、、え…しゅき、、さ、、とし、、しゅき♪」

「さ、もうご飯食べましょう
智くんは…ミルクでしたね…」

そうだ智くんはまだ赤ん坊

智くんが大きくなる頃には私はもっといい歳した

おじさんだ…

それに智くんはきっと天に帰って行く…

そう、ありえない話だ…

期待するな

期待？何を…？

「ぴ、あお、、え…しゅき♪
さと、、し、しゅき〜♪」