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ビジネスの達人も知らないリーガルの秘密
どうも、ウィリアム テンプソンです！
この間、レストランで小さな子が大きな声で「パッパッ！(パパ)」「パッパッ！(パパ)」と、静かにさせようとしているパパに向かって叫んでいました。なんとも微笑ましい光景でしたが、「こどもつかい」の影響でこのパパも呪われるのかななんて考えてしまいました。あと、
🎶カンクローさんカンクローさんおいない🎶
が頭から離れません。
この曲も動画も、ついでに映画も全く怖くないので観てみてください。
さてさてさてさて、今回はアンティーク仕上げの方法を書いていきたいと思います！
に言われて気付いた企画であります。
ずっと前に投稿したを読んでくれたみたいですが、あの時はワックスは使っていないので今回はワックス使用のアンティーク仕上げ方法を書いていきます！
磨く靴はリーガル ジオックスです。
前にふざけてニートフットオイルをベッチャリ塗り、特に何事もなくここまで来た強靭な靴です。
リグロインで汚れ落としをしました。
アンティーク仕上げをする時は、軽く脱脂をしなければならないので、アンティークにしたい所をいつもより少し強く擦ると良いです。とはいえ、強すぎたりやりすぎたりは禁物ですよ。
ここで軽く実験もしてみました。
実験大好きなに教えてもらった事に基づき、やってみました。
リグロインはベンジン類なので薬局に売っているAベンジンを使ってみます。
AベンジンよりBベンジンの方が揮発性が低いそうですが、AしかなかったのでAで。
布に付けて拭いてみたのですが、あっという間に揮発してしまい、落とすのにかなり苦労しました。しかも、周りのクリームを溶かしたまま飛んでしまうので、シミになります。
リグロインはそれより断然揮発性が低いので、放っておかなければ溶かしたままどこかへ行ってしまう事は無く、綺麗に落とせます。その為、威力が強いのだと。
ですからしっかりとワックス、クリームを落とせます。クリームはなるべく酸化しない成分を含ませているそうですが、それでも酸化してしまったりしますし、とにかくロウがあると油分補給も水分補給も出来なくなるのでしっかり拭き取る必要があります。
擦りすぎると傷めてしまうので、私はリグロインでサラッと落としています。
汚れ落とし後なのにけっこう光っているのは、ニートフットオイルの後遺症です。。
この靴には爪先、踵だけでなく全体をアンティークにするので、デリケートクリームは塗りませんでした。塗ってもほんの少量です。
着色力の高いサフィール ノワール クレム1925を使いました。
まず、縁という縁にネイビーを塗ります。詳しく言えば爪先、踵、ピンキングやパーフォレーション、ステッチ、アッパー下部です。
余った部分にエルメスレッドを塗ります。
まだまだ薄いですね。
これに豚毛ブラシを強めにかけ、馬毛ブラシ→山羊毛ブラシ→ストッキングの順で磨きます。ストッキングをやらないと、更に上にクリームを乗せる時に乾ききっていない残ったクリームと混ざってしまい、定着しなくなる為です。
ブラッシングしてもこの程度の濃さです。
ですから上塗りをします。
とは言え、丸っきり同じ所に塗ってしまうと肝心なグラデーションが無くなってしまうので、一回目よりは浅い位置まで塗りましょう。
鏡面磨きをする部分を濃くするという考えで良いかと。
ピンキングやパーフォレーションの色が薄いと思ったらまた塗ってください。グラデーションを気にしながらですよ。
横はこんな感じで塗ります。
踵の青が濃いのは、多く塗る場所という事です。(赤の濃いのはミスです。)
上塗りをする時は優しく塗ります。強く塗るとすぐに溶けてしまうので、スタンプの様に色を置いてから拡げていきます。
がかなり前に教えてくれました。
三度塗りくらいするとこうなります。
これだけでも意外と綺麗ですね。
でも私はワックスを塗らなければなりませんから。。
ワックス前もストッキングで拭きます。
とにかく塗ったら豚毛ブラシ→馬毛ブラシ→山羊毛ブラシ→ストッキングです。
続いてはワックス！
クリームよりも断然難しいです。
使ったのはコロンブスと東急ハンズのコラボワックスです。下地が作りやすいワックスだと思います！油脂が入っていないらしいですね。
黒だと汚ならしく、焦げ茶だと地味なのでネイビーを塗ります。
こんな感じで指に取ります。
これは中心ではなく周りにベッチャリと付いてていますが、本来なら全体的にワックスが付いている方がやり易いです。
これを爪先側からスタンプしていきます。
スタンプしたら放置するのではなく、指紋を消す様に優しく塗り拡げていきます。
アッパーとコバとの隙間も、塗れるだけ塗りましょう。そこがちゃんと塗れていないと変な感じになります。
するとこう延びます。
ここで好みが別れるかと思います。こんな感じで綺麗な濃さが欲しい人と、下のウエスタンブーツみたいにまだらな濃淡が欲しい人です。
まだらにするには、スタンプとスタンプの幅を大きく取るだけです。
そうすればスタンプした所は濃くなり、スタンプ同士の隙間は伸ばされただけの薄いワックスによって淡くなり、濃淡が生まれます。
今回はその隙間無くやりました。
塗り終えたら指でサラッと乾いたかどうかを確認します。乾いていれば、触った部分は少し光ります。ワックスを塗った部分をその少しの輝きにしていき、乾いていない余分なワックスを取っていくのです。
そうしたらストッキングで拭き、もう一度スタンプ…という繰り返しをします。
これがスタンプ塗り一回目の見た目です。まだ薄いですね。
普段は余分なワックスは取らずにベタベタのまま重ねていきますが、今回はそれをやると層が崩れるのでやらないのです。
ウレタンソールですが、ワックスを塗れば光ります(^^)
スタンプ塗りを三度繰り返し、ネル生地を巻いてワックスと少な目の水を塗って爪先を優しく磨いていきます。優しくですよ。
徐々に光ってきます。
その後は普段通りです。ベースの色は出来ているので、普通の茶のダイソーワックスとハイシャインコートを塗り、ネル生地で水研ぎをして脱脂綿で仕上げます。上層部にほんの少しなので色が変わる事はありませんし、薄っぽい茶なので殆ど分かりませんから安心して下さい。
こんな感じになりました。
タケイさんが気に入って頂けるかはわかりませんが、私なりのアンティーク仕上げです。
グラデーションが上手く行かなかった場合はニュートラルワックス技で撃退できます。
グラデーションの欲しい辺りに有機溶剤の多いニュートラルワックスを強めに塗り込み、薄くするという技です。若干のテクニックを要しますが。。
本当は紐も濃いのにしたかったのですが、良いのが見付からずに純正を。。
この靴は磨きやすいです。
かなり味がある様に見えますよね。
茶に紺は美しいです。
艶はこんなでした。
電灯が直接反射すると光って何が何だかよく分からなくなるので手をかざしています。
赤ちゃんの手みたいですね。
チャーチ グラフトンっぽいデザインですよね。
朝撮ったやつです。
威厳がありますね(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)
踵です。
踵はあまり光らせてはいません。なぜなら、疲れてしまったからです。
アンティーク仕上げです。
羽根はあまり濃くないですね。。
コツを覚えるのは簡単ですが、まず鏡面磨きを収得してからじゃないと難しいです。
簡単に言えばスタンプして拭いて磨けば良いのですから。
とにかく擦らないという事を意識しながらやれば意外といけそうですね。
それでは！
リーガルと畳は新しいほうがよい
そろそろ１ヶ月手を入れてないリーガルのストレートチップをメンテナンス。
右足（写真の左）の履きじわが深くて気になるものの、ガラスレザーらしく真っ黒。
メンテナンスしよう。
と、言ってもこれ一本。
モゥブレイ クリームエッセンシャル
せっかくなのでつま先だけハイシャインの練習。
何回やってもうまく行かない。
このまま10分くらいおいて、１滴の水でひたすら磨くこと２回。
結果
やっぱりうまく行かない
◼️ワックスの塗り込みが甘い？
◼️磨きの力が強い？
◼️そもそもガラスレザー相手には力量不足
お暇な方アドバイス欲しいです。
まぁ自分しかわからないくらいの輝きは出たかな。
踵が減ったので、DIYで盛り
普通の視点なら全然わかなないけど、減ったぶん盛れたので満足。
履きじわが気になるけど、キレイになったので大事に履き続けます。
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