咄嗟がこの先生き残るためには

♬言葉よりも心の方が

そして

いかにもアプリの番外に有りそうなスト。

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「なぁ～にを冴えない顔してんだ。」

 

「えっ」

 

「美味い飯もマズくなるだろ。」

 

パチッ

 

大和さんが箸を置く…そして大きく息を吐き胸の前で腕を組んだ。

 

「オレに聞きたいことがあるんじゃねーのか。」

 

「え…」

 

向かい合わせに座り 今日の出来事を面白可笑しく話すいつもの食卓のはずだった。

 

だけど私ったら態度に…顔に出てしまっているんだろう

 

大和さんはいつもとは違う空気にすぐに気づく。

 

帰りにLIに寄ったこと 勇太くんに会ったこと 私はまだこの時聞かされてはいなかったけれど

 

「勘違いしてるみたいだからちゃんと話す。…リリィのこと。」

 

「あ…」

 

彼女の名を口にしたことで 彼は私の胸の内を知っているんだと分かった。

 

…それなら 私は

 

「…あ、なんか元彼女に会いに行ったんだって？連絡でもあったの？」

 

今日初めて 大和さんと目を合わせた。だってなんだか顔を見ることさえ出来なくて。

 

浮気とか心変わりとか…私ったらネガティブ過ぎ そんな事ばかりが頭を過ぎっているんだけど

 

「…すっごい綺麗な人らしいね。あ、ねぇ最近何かを探しているみたいだったけど、それってその彼女に関係すること？」

 

あっけらかんと聞いたりする。そう 勇太くんと佐伯さんに笑って応えた午後のように。だけどきっと

 

「見つかったの？それを…届けに行ったの？」

 

ぎこちない笑顔に 渦巻く胸の内はバレてしまっている ぱくりと口に入れたポテトサラダだって味なんて感じていないって分かってる

 

「ハァ…。そんな顔させるつもりはなかったのに。」

 

だから大和さんは…ため息交じり私を見つめる。身を起こし 真正面の私をしっかりと目に映されたら

 

「ぶう子。」

 

「…。」

 

何を言われるんだろうって…俯いてしまったっけ。

 

「…別に責めてるわけじゃないの。ただ…」

 

まだ恋人になって大して時の経っていない私たちだから

 

「…不安…っていうか…」

 

まだ始まったばかりの私たちだから

 

「…心変わりとか…」

 

「リリィはオレの従姉妹だ。」

 

「心配っていうか…って、え？」

 

彼の一言に…固まってしまった私ってば

 

「い・と・こ。ったく。佐伯があまりにも口説こうとするから咄嗟に嘘をついたのが今になって返ってくるなんてな。」

 

「へ…」

 

ブツブツ言う大和さんを前に開いた口が塞がらなかったっけ。

 

あ、あれ…？？

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

 

「当時…アイツ、ストーカーにあっていた。どうしようもなくてオレのところに連絡がきた。恋人のふりをしてソイツに諦めるように仕向けたんだけど、なかなかにしぶとくてな。佐伯達には本当の事を話すつもりだったけど、佐伯が口説こうとするから もういっそアイツらにも黙っていようって。」

 

アイツとオレが恋人なんて真っ赤な嘘。訂正するのが面倒だった嘘…。

 

「とにかくストーカー野郎に信じさせるのに必死だったから。まぁ万事上手くいってお役御免になり、アイツとはそれからたま～に会うくらいで大して連絡も取っていなかった。けれど、久しぶりに電話があって。」

 

半信半疑なんだろう ***は眉間に皺を寄せたまま頷くこともしない。でも事実を話し続けた。

 

「結婚するって。」

 

「えっ」

 

「結婚するって連絡があった。それで、オレとの思い出の写真を披露宴会場でスクリーンかなんかに？映したいから持ってきて欲しいって。」

 

…それからアイツが何処で働いていてどういうヤツでを***に話聞かせる。

 

「そっか…」

 

段々と***の表情は柔らかくなり 一通り話し終えた頃になると笑顔で飯に有り付く程になった。そして

 

「写真はあったの？」

 

ハァ…きた。見せたくなかった過去 コレの為に***に黙っていたっていうのに

 

「…ああ。」

 

オレはため息交じりソレを取り出す。自分の顔が熱くなってくるのが分かる。

 

「…コレ。」

 

パサッ…とテーブルに置いた写真

 

「…え、これって…」

 

手に取り目を丸くする***に

 

「…ちょっ…」

 

「…クソッ！笑いたけりゃ笑え！」

 

「ヤダッハハハッ！！」

 

耳まで紅くなったオレ…。

 

・・・・

 

 

 

 

 

 次の日 大和さんはリリィさんからの結婚式招待状を貰って帰って来た。

「奥さんもご一緒に、だと。」

「お、奥さん…っ」

私の誤解 大和さんのウソ…まだまだ彼との恋人生活に慣れていない私はこの一件で半泣き状態になってしまったけれど

「オレを信じてなかったってことだよな。だったら…分かってるよな？」

「え？」

「お仕置きな。」

「え…ちょっ大和さん！」

その後 甘くも激しい夜を過ごす事に…寝かせてくれなかったよね あぁ、腰が重い…

でも

「…フフ。」

時々思い出し笑ってしまう

あの写真に写った子供の頃の彼

「女の子みたい。」

なにかの罰ゲームだったって。中学生くらい？リリィさんに化粧をされた拗ねた顔の大和さんは

「可愛かったなぁ。」

真っ赤なルージュにつけまつげ。

★END★

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今回のオプションコースご紹介は

【キックボクシングミット】

です。

ストレス解消

楽しんで出来る有酸素運動

他のスポーツの上達の為のクロストレーニング
務感ではなくそれ自体がストレス解消になるコーディネーション（強調動作）トレーニング、有酸素運動のキックボクシングミット　

体幹部から手足へのスムーズな力の伝達を身に着ける事で、お身体、動きをしなやかに整える事が出来ます。初めての方も、マンツーマンできちんとしたフォームで気持ち良く打ち抜くフォームをお教え致します。また、ご希望の方には、転倒時等の大怪我を防ぐ受け身、簡単護身術、補助ストレッチングも追加いただけます。

○ムエタイ1　ミドルキック（中段蹴り）前蹴り中心　全身をしなやかに使う動き

○ムエタイ2　肘撃ち膝蹴り中心　手足を折り曲げた状態で振る事で肩甲骨、骨盤周辺の深層部を動かしやすい。

○ヨーロッパ系K-1系　パンチと蹴りでのコンビネーション重視　BOXING
要素若干強めで、身体を機能的に連動させて豊富な運動量を行いやすい

○フルコンタクト空手ベース　ヨーロッパ系K-1系に後ろ回し蹴り等の回転大技を入れる　回転系の大技の追加で更に身体操作レベルの向上が見込めます。

○伝統空手ベース　遠間から一気に飛び込んだり間合いを切ったりとフットワークの動きが激しく　スピード、反射神経の向上で日常でも咄嗟の危機回避能力向上でけがの防止にもつながります。

○アメリカンスタイル　ステップワークの出入りと回転系大技が多め
動き、回転が多いので、バランス能力の向上がより見込めます。

○転倒時の受け身　武道、格闘技で実は一番実用性の高い、転倒時の受け身。事故は勿論、どこででも起こり得る曲がり角での出会い頭等、難易度の低い形から無理なく、怪我をしにくくて致命傷を避ける動きを習得いただけます。

上記を目的、身体操作レベルに応じてチョイスし、分かりやすく、的確にガイド致します。（お好みもお気軽にお申し付けください。）

通常のフィジカルトレーニングとの組み合わせで行うと、より効果的です。

※協力　モデル　根津 菊乃パーソナルトレーナー（心身健康倶楽部）
　　　　　　　撮影　黒川流パーソナルトレーナー（心身健康倶楽部）

古谷桂二郎
無料カウンセリング（初回限定相談会）随時開催中です。
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