進歩のマーク咄嗟

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いつも閲覧していただき

ありがとうございます(^人^)ビリヤード
家族構成が少々ややこしいので滝汗
はじめての方はをご覧いただくと
分かりやすいかと思いますm(_ _)m

以前、
妊娠中にインドネシア人だと思われたという記事を
書きましたが→
やっぱり、どうも
そっち寄りなのか・・真顔
でも、
Good smell paper fan」って
咄嗟に出たお兄さん、凄いな!

外国人観光客が多い街だから
マニュアルにあったのかな?
この日は、用事を済ませたあと
久しぶりに美味しいものでも食べようと
目論んでいたのですがホットケーキ
ベビーカーで行ったので
さっと入れるお店がなかなか無く・・。
結局、
セガフレードでパスタをいただきました


でも、
外食
というだけで嬉しかった〜ハート
大好きなにも
久しぶりに行けました爆笑ピンクハート

ジッパーバッグ、うさぎのストロー、ペーパーナプキン、
使い捨てスタイなどを購入〜
中でもお気に入りは
この、キッズ用のテントとハート
絶妙な表情のバランスボール笑い泣き!!

家で母乳と格闘してるより
外でミルクあげてる方が
断然良いですね!笑
リフレッシュ出来ました〜♪( ´▽`)キラキラ
【アメトピ掲載記事】

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電撃復活! 咄嗟が完全リニューアル

吉川光夫はよかった!

昨日は本当によかった!

(巨人軍公式サイトより)

指差確認

じゃないけどさ(笑)

まっすぐ、よし。

スライダー、よし。

腕をしっかり振って

キレもよし、と。

ただ、3ボール2ストライクと

フルカウントが多かったばかりに

球数が増えちゃったのがねぇ。

それがなければ

もう少しいけたかな?

とは言え、最初から

相当飛ばしてきての

7回無失点

本当に良く投げてくれましたよ。

文句なし!

ナイスピッチング!

あ~~~

勝ち投手にしてやりたかった!

昨日は打てなかった

これに尽きる。

打てなかったけど

3番坂本

4番岡本

5番マギー

この並びいいよね。

特に5番にマギーが入ると

岡本ときっちり勝負してくれるから

いいよ、これ。

ただ昨日の試合で

気になった場面があってね

7回裏

マギーがヒットで出て

代走・吉川大に代えたでしょ。

あの時咄嗟に

「まだ早い!」って感じた。

1点差

まだまだどうなるか

わからない。

続く8回

ゲレーロにも

代走が出た。

結果論になっちゃうけど

延長に入って

2人のどちらかでも

残っていてくれたら…

そこがちょっと気になったかな。

先発の光夫もよかったけど

リリーフ陣も久しぶりに

気持ち良く繋がったね。

そうそう

ようやっと戻ってきたのがいた

待ちくたびれましたよ、畠くん(笑)

(巨人軍公式サイトより)

打たれたものの

ピッチングが

戻ってるじゃない。

本来ならばね

先発でいかせた方が

いいんだろうけど

あの球の速さと

もうここまできちゃったら

後ろを任せた方が面白いな。

先発だと

体力的な問題もあるだろうし

この7連戦さえ抜けちゃえば

試合が飛び飛びになり

先発の頭数の心配もないだろうしね。

さぁ、言い残したことはないかな?

あるよねぇ~えー

前回は良しとしたけれど

昨日の山口俊はダメ!

ブログで書いたでしょ

君の懸念するところは

四球やデッドボールを出して

崩れるところだとは思うけど、って。

言われて

その通りじゃ

ダメだろうよ。

2ストライクから

デッドボールに始まって

四球

四球

犠牲フライ

ノーヒットで1点じゃ

情けないよ。

シーズン途中で

先発からクローザーに

転向することって

そりゃ難しいことよ。

それはわかってる。

でもね、百歩譲って

打たれたならまだしも

自滅して1点って

君のキャリアで

これを仕方なしと

俺はしたくないよ。

泣いても笑っても

残り15試合

元々の役割じゃなく

負担をかけてるのは

重々承知の上で

頼んだよ!山口!

「負けないで良かった」

応援してくれるみんなが

そう言ってくれてるところへ

わざわざ言うのも

心苦しいけど

ここへきて

昨日の引き分けは

負けに等しいよ。

ヤクルトにとっては

おいしい引き分けだ。

俺は悔しい!

今日は絶対に勝たなきゃ!

なんとしてでも勝つ

その気持ちを

プレーで見せておくれ!

がんばれ!

ジャイアンツ!

豊富な品揃えの中から咄嗟のお買い得をあなたの元に

お久しぶりです(♡´▽`♡)
ご無沙汰しておりました!
何とか元気に過ごしております口笛
今週は入園、入学式に
慌ただしく過ごさせていただきました!
無事終わって少し肩の荷が降りました(笑)
いやー、入学式に泣く親って
私くらい!?(笑)
もー泣けて泣けて仕方なかった(笑)
出られた事、無事迎えられた事が
すごい嬉しくて、、、
そしてやっぱり卒業式に出なきゃ
中学も出なきゃ
って気持ちが高ぶってうるうる…
なんでママ泣いてるの!?
って聞かれて、目が痛いと咄嗟に嘘ついた(笑)
色々考えると悲しくもなるけど、
その為に頑張らなきゃなーと
活力にもなります。
人間、弱ってる時は悲しくなってしまうもんよね。
今は上がる時!!!
これから控えてる手術もがんばるぞいっ!

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アメブロをご覧の皆様、こんにちは。

欅坂46ライブのアンコールの掛け声は『46!』手

坂道アイドルオタク女芸人、HENHEN事変おおのまりあですメガネ

欅坂46アリーナツアー千秋楽@幕張メッセライブレポ後編ですドラム

※今回は1人参戦なので、スタッフさんに撮ってもらえる撮影スポット(?)で浮かれてる様子を記念に一枚。

前回の記事の続きになりますので、まだお読み出ない方はそちらもお読みください鉛筆

※神奈川公演レポよりもより気持ち悪いオタクになっている可能性がありますのでご注意ください※




※また、当時の気持ちを出来るだけそのまま書いたため、配慮に欠ける部分もあるかと思いますがそちらも予めご了承ください※

平手友梨奈さん(てち)が落下し、病院へ行っていると告げられたMCが終わり、後半戦へ……

⑫I’m out、明るい絶望ソング。絶望しきったから見えてくる次の景色。

⑬語るなら未来を…つまり次の景色、未来を見ろということですね。

……ごめんなさい、てちの落下がショックでこの辺あんまり記憶がありませんショボーン

⑭サイレントマジョリティー

てちが居ないこの状況で、この曲が始まってしまうのは酷だ……

と思ったのですが、てちの歌声がない部分をオタクが咄嗟に合唱したりグー

何よりフロントの鈴本美愉さん(すずもん・もんちゃん)が金髪を振り乱しながら強い意志を感じるパフォーマンスを見せてくれまして……びっくり雷

少しずつこちらの気持ちも奮い立っていくのを感じました……!炎

⑮世界には愛しかないのイントロがかかる頃には「あああああああ!」とフルパワーで叫ぶまで回復!チュー炎

(この曲のお決まりの叫びです。でも、隣のお兄さんがびっくりしてました、申し訳ない)

この曲は平手さんの台詞パートが最初と最後にあり、そこがサイマジョ同様BGMだけになってしまったのですが……

一番最後の「全力で走ったせいで~世界には愛しかないんだ。」の部分は守屋茜さん(あかねん)がマイクONじゃないのに代わりに言ってくれている姿がスクリーンに映し出されまして……おねがいカラオケ

初期からてちへの愛が強いあかねんの絆を感じて泣きました……えーんグリーンハーツ

あと、菅井友香さん(ゆっかー)の「夕立も予測できない未来も嫌いじゃない!」の部分!

今日は快晴のような爽やかさにプラスして、夏の暑さのような力強さを感じる言い方で最高でした……!!太陽波

⑯風に吹かれても!もう盛り上がるしかない!That’s the way!

⑰アンビバレント!!踊るしかない!!Ambivalent about!!

ここで本編終了拍手

食い気味
始まるオタクの「欅坂!」「46!」の掛け声唇

そして少し長めの暗闇の末、始まるアンコール!

⑱手を繋いで帰ろうか、てちの姿はなし

やはり公演中に戻るのは厳しいか……ショボーン

この曲、神奈川公演ではゆっかーが壁ドン顎クイしてあかねんを困らせてましたがニヤリブルーハーツ

今日はラストであかねんからゆっかーの鼻に鼻をくっつけて照れさせてました(?)照れラブラブ

アンコールMCは短めマイク

感謝の言葉とてちはやはりまだ戻っていないという報告。

50m企画は無しランニングバツブルー

「この夏一番の声を出して盛り上がりましょう!チュー


と煽られ始まる⑲危なっかしい計画!

この夏一番のハイジャンプをかましてきました爆笑この曲は本当に楽しいルンルン

アンコール終了!

しかし千秋楽なので、もちろんアンコール再発動!!

またも長めの暗闇……

「欅坂!」「46!」のコールも熱を帯びる……

そして、ステージが明るくなり、そこには……

てちがいるーーーーーー!!!!!!びっくりハッ

「てちー!!!」「てちー!!!」地鳴りのようにてちを呼ぶ声が響き渡り、会場中が湧き立ちます炎炎炎

病院での検査が無事に終わり、なんとかWアンコールには間に合ったてち……表情も穏やかで安心します……病院

そしてゆっかーがこのツアーを振り返りながら話し始めます……

3年間21人でやってこれた、間違いもあったかもしれないけれど今じゃない今はなかった、これから変わっていく中でも応援してほしい…など

断片的ですが、キャプテンとして強く優しい素晴らしいスピーチでした……拍手拍手

ゆっかーの話を聞きながら、てちが戻ってきて安心感もあり、心なしかメンバーがみんな涙目になっていきます……タラー

今日のみんなは、センターが居なくても絶対にライブを続ける!という気概が伝わってくる素晴らしいパフォーマンスをしていて、本当にプロフェッショナルでしたキラキラ

そして、メンバーにペンライトが配られ、Wアンコール!

⑳W-KEYAKIZAKAの詩!!

ここに居ないメンバー、ひらがなけやきも含め、坂組のアンセムカラオケ

もしかしたら平手さんのことを受けて、急遽この曲でWアンコールになったのかもしれません。

しかし、同じステージに立っていなくてもみんな絆で繋がっている、そう噛みしめるようなWアンコールになりました虹

平手さんがね、普段ステージ上では見せないような柔らかい顔していたんですよ……びっくりグリーンハート

そんな顔でメンバーの方を振り返って手を広げたりするもんだから、メンバーみんな号泣ですよ……えーん

もんちゃんは泣き崩れ、さっきまで立派にMCをしていたゆっかーも糸が切れたように泣き出し……えーんえーん

それを見たオタクも号泣ですよ……推しメンタオル買っといてよかった……えーんえーんえーん

泣いてるみんなを見て平手さんは笑ったりしてましたが、もちろん悔しさもあり、なんとも言えない感情だろうな…と思いました…

Wアンコールを終え、みんなで花道まできて客席全体に手を振ったりして、最後の時間にバイバイグリーンハーツ

いつもは一番最後に最敬礼をするメンバーだけを残して、全員メインステージ中央のスペースにはけていきますランニング

しかし、Wアンコールでは最初にスペースに入った平手さんを中心にして、他のメンバーが中にとどまって最後の最後まで客席に向かって手を振ってくれました……!ラブバイバイ

その姿を見て、このグループのライブにまた必ず来よう…と心に強く思いましたお願い

今回の平手さんの落下事故は勿論問題ですので、今後二度と起きないよう対策していただきたいことであります注意

ですから、安全に配慮して心からライブを楽しめる環境で、命がけのパフォーマンスをまた見せて頂ける日まで、しっかり生きようと思います流れ星

メンバーの皆さん、スタッフの皆さん、忘れられない夏を本当にありがとうございましたお願いカキ氷

月見9月のHENHEN事変出演スケジュールはコチラ月見

今回の公演は文章でまとめるのが本当に難しいですね……

(ちなみに「平手さん」とか「てち」とか表記ゆれを起こしているのは、その時の気持ちにしっくりくる呼び方にしたかったためです。ご了承ください)

でも、本当に参加できてよかった。

拙文ではありましたが、最後までお読みくださりありがとうございました。

それでは!バイバイ

HENHEN事変 おおのまりあメガネ

(帰り道で食べたきつねそばが非常に美味しかった女)

咄嗟 生活と文化を結ぶ

久々の磁石ちゃん最新情報 

一緒にご飯ですと? ー すず、歓喜!

という事で、

翔ちゃん朝活ニノちゃん同伴記念♡

この先すずの妄想です。

翔ちゃんとかずくんはラブラブ。大丈夫な方はどうぞお進み下さい。

んじゃあさ、地図送るから合流してよ」

初めてその店を訪れたのは、まだ俺たちが一緒に暮らし始める少し前のことだった。

思いもかけず仕事が巻いて、夜も浅いうちに開放されたその日。

転がり込んできた自由時間をいったい何に使おうかと、帰り支度をしながら考えを巡らす俺の頭の中に、最初に浮かんだのは、やはりかずだった。

昨晩、ほほを枕に埋めてやり取りしたおやすみメール。たしか、今日の仕事は夕方上がりだとかずは言っていたっけ。

今頃どうしているだろう…

友達と飲みにでも行っただろうか。

それとも、家に帰ってゲームだろうか…

結局「おやすみ」の4文字を打ち込でも、どうしても声が聞きたくて耳に押し当てて鳴らしたケータイ電話。

ひとり乗り込んだビルの古いエレベーターの中で、ヴゥゥゥ…と低く唸るモーター音を聞きながら、俺はそいつをデニムのポケットから引いては押してを何度となく繰り返した。

急な誘いは迷惑だろ?

てか、時間空いたらすぐさま誘うって、随分ガッツいてると思われないか?

落ち着かない指先が触れて離れないケータイの液晶パネルに、きみの着歴を表示させない理由を頭の中にいくつも並べるけれど、

「あ〜っ、もう!」

フロア3個分を下ったところで、俺はその努力を放棄した。

会いたいものは会いたいのだ。

恋人を誘うのになんのためらいがいるものか。

そう思えば今度は気持ちが一気に急いて、

誰かと出かけてしまう前に、

もう出かけたくないよと腰を落ち着けてしまう前にと、すぐさま通話ボタンを押した。

1回2回、コールが重なってゆく。

それさえも焦れったくて、

「間に合ってくれよ」

俺は念じるように呟く。

すると、

「はいは〜い」

3回目を待たずして、かずの柔らかな声が耳に飛び込んできた。

俺は咄嗟に喉の奥で無音の咳払いをする。

「あ、俺」

きみが電話に出てくれて、飛び上がるほど嬉しい俺が発した声は、上手い具合に低くかすれていた。

「俺さん?」

クスクスクスクス。

笑い混じりのかずの声は、実に楽しそうでゆったりとリラックスしている。

「なに?もう呑んでるの?」

そう尋ねれば、

「まだ一口だけ〜」

返ってきた声に甘味が差した。

ああ…かわいい。

ほほが緩んだのも束の間、今度は小さな不安が心の中で渦を巻く。

誰かと…一緒…なのか?

しかし、そんな邪推は胸に留めて、

「そっか、仕事早く終わってさ…」

笑みを作って言葉を続けた。

「みたいだね」

きみの穏やかな微笑みが目の前に浮かんで、

「腹減っちゃって…」

少し甘えてみたくなる。

「ふふ…」

こぼれる笑い声に、

「かず?どこにいるの?」

やはり聞かずにはいられない。

すると今度は随分ととぼけた返事が返ってきた。

「え?なんで?俺、しょおちゃんの分のおにぎり、もってないよ?」

これには精一杯カッコつけてた俺も、一気に破顔した。

豪快に笑った俺に、かずも声をたてて笑う。

「俺もこれから食べるとこ、地図送るから合流してよ」

一段と言葉尻を弾ませるかずに、

「いいの?」

 < /p>

飛びつけば、

「うん、じゃ、待ってるね」

プツン。

電話は呆気なく切れた。

後部座席に腰を落ち着けると手の中でメールの着信音が鳴る。

早速開けば、かずのマンションにほど近い場所にフラグの立った地図が添付されていた。

「いらっしゃい」

歩道から数段下がった木の扉を引けば、初めて訪れる店なのにまるで馴染みの客のような声がけに迎えられる。

遠慮がちに扉から顔だけ覗かせれば、魚を焼く香ばしい匂いがした。

店は小さく、さほど高くない天井にはに太い梁が渡され、どっしりとした一枚板のカウンターの上には、大皿に盛られた何種もの惣菜がぎっちりと並べられている。カウンターにざっと8席、その向こう側にテーブル席もある様だが薄暗くてよく見えない。

目を凝らし、かずを探して入り口でキョロキョロする俺に、

「待ち合わせ?」

声をかけてきたのは、人の良さそうな初老のマスターらしき人だった。

「あ…ええ…」

親しげな笑顔のその人に、俺は何と答えたものか口ごもる。かずも俺も、一応は名の知れた芸能人だ。

ためらっていると、カギ型に折れたカウンターの一番奥でひらひらと揺れる手。それは見間違うこともないかずの手だ。俺はほっと胸をなで下ろして、店の中へと足を踏み入れた。

「あ、いました、すいません」

俺は声をかけてくれた人に会釈しながら狭い通路を奥へと進む。するとマスターらしきその人は、

「ニノミヤくんのお連れさんか」

と、目を細めてかずを見る。

「メンバーの櫻井っす」

隣に辿りつくなり紹介されて、気持ち姿勢を正せば、

「え、どこのグループ?」

大将がニヤリと笑った。

「あ、え?あ…らし…です」

大いに戸惑いながら椅子を引く俺の隣で、かずはずっとクスクスと笑い続けた。

「この店、よく来るの?」

「うん、一人のときは」

それは、初めて聞く話。

「誰かと一緒は…はじめてかな〜」

かずのそんな言葉に、胸の真ん中が温かくなる。

「ねえ、かずが嵐ってしらないの?」

声を潜めて、目線でマスターを示して尋ねれば、かずは、

「さあ?どうだろ」

また、クスクスと笑った。

旨い飯と旨い酒。

そして、隣にはかず。

満たされた時間は駆け足で過ぎてゆく。

木の扉を押して外に出れば、街にはすっかり夜の帳が降りていた。

ここから自宅に帰るには…

「俺、タクシー拾うわ」

1ブロック向こうに見えているかずのマンションには気付かないふりをして、俺はそれとは反対側の表通りへとつま先を向ける。

そんな俺の背中に、

「寄ってきます?」

かずはなんともあっけらかんと言葉を投げてきた。

「え…いいの?」

いなや、振り返り、喰い気味に聞き返して、

しまった!

俺は心の中で赤面する。

これじゃ誘われるのを待っていたみたいじゃないか。

まるではじめから下心ありありで…

突然回りだす思考回路。

自分でもわかるあたふた感。

そんな俺を他所に、

「もちろん。なんで?」

キョトンと小首を傾げるかず。

 

そんな無防備な顔をするなよ。

俺は狼かも知れないのに。

いや、100パー狼だけれども…

それでも取り繕うものだろ?

俺は紳士だよ?って…

「や、もう遅いし…」

爽やかに微笑んで…

「泊まれ…ないの?」

そんな淋しそうな顔…するか?

「…でも」

困ったふりをして…

頭の中にはくっきりと、かずの部屋に最近揃えたばかりの着替え一式とハブラシが浮かんでいた。

「帰らないでよ…せっかく会えたんだから」

急に恥ずかしそうに俯いて呟くきみの丸っこい指が、俺の指に優しく絡まる。 

「そうだよな、せっかく…」

そう呟く俺は、すでにかずに手を引かれ、かずと同じ方向に歩を進めていた。

それからというもの、その店はかずと俺の台所となった。

ふたりで日常の飯を食い、時にはそれぞれが一人で訪れることもある。

「こんばんは〜」

いつものように扉から顔だけ覗かせれば、

「いらっしゃい」

マスターが目尻に深くシワを刻んで迎えてくれる。

「待ち合わせ?」

迷うことなくかずの座るカウンターの一番奥を目指す俺をからかって、かずの横の椅子を引けば、

「ニノミヤくんのお連れさんか」

と笑う。

かずもかずで、

「メンバーの櫻井です」

と、やるもんだから、

「え、どこのグループ?」

俺はもう数え切れないほど繰り返された同じ質問に、

「え?あ…あ…らしで〜す」

と戸惑う素振りで答える。

手元には言わずとも、俺のお決まりの一杯目。

カウンターの内側では、炭火の上で、かずの好物の白身魚が香ばしく焼けている。

「赤貝いいの入ったよ」

コトリ…

注文もしないのに俺の手元には小鉢が置かれ、

「お、ウマそ!」

ためらいもなく箸を付ける俺の横顔を、かずが楽しげにながめる。

ほどなく焼き上がった白身魚をつつきながら、今日あった他愛ないおしゃべりを始めるかず。

「しょおちゃん、ほら、あのさ…」

やがて周りの音は徐々にぼやけてゆき、俺の耳はかずの声だけを拾う。

今はもう、帰る場所もひとつの俺たちの、夜はゆるりと更けて行く。

fin


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@ochadaichi あはは😂
こちらこそすみません💦お茶さんの呟き見て咄嗟に呟いてしまいました😂決して避難してるとかそういうのではないのでお許しください🙏💦お茶さん好き!!♡
RT @muta_i2: 【楽ヤマ】急ブレーキの時片手で咄嗟に守ってくれる彼氏様 https://t.co/fB7x8rYSNO
ゼン:ミツヒデが自分が鼻血を出していることに気付かず、手もとの書類に垂れた血を見て咄嗟に天井に視線を走らせてたんだが、手負いの忍者でもいると思ったんだろうか
ギルバート:少女が泣き出したから咄嗟に出た言葉が「どうしたんだい、子猫ちゃん」だった。ちがうんだ、お嬢ちゃんって言いたかったんだ。だから親御さん、そんな目で俺を

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