ブロガーが選ぶ超イカした咄嗟10選
「いつも通りヤればいい」
ニヤっと笑う。
「僕なんか…とっとと消せばいい」
消されることが分かっている。
それが陰の運命とでもいうかのように。
じゃあどうしてこんなに堂々と俺の前に立っていられるんだ?
よっぽど強い陰って事か?
陰にそんな力があるなんて、聞いたことはない。
あの時の相葉の陰の術が頭をよぎる。
身体が動かなくなった。
鼓動が速くなって、言葉を発することもできないくらいだった。
陰の術。
「俺は…意味のない術は使わない」
「そんなヘタレが、陽の家を継ぐんだ」
「は?」
「ヘタレ」
その言葉にカーッと頭に血が上った。
ついさっき、父さんや潤に言われたばかりの言葉。
どいつもこいつも、同じことしか言わない。
俺は一体…何のために、この術を使ってるんだろう?
櫻井の家のしきたり。
代々伝わる家業。
ただ、それだけ。
「ほんと…初めて君を見た時から、変わってる子だと思ったよ。僕を消すチャンスなんか、いくらでもあったのに」
「余裕だな」
「そう?」
儚げに笑った。
運命…だと思ってんのか?
「……なんで、そんな…」
「なんでかな?僕にも分からない」
「何それ」
「だって…願えばその様になるし。別に怖くないよ、僕は」
さっきも言ってた。
“そう願って、この高校の顧問になった”って。
「陰の術…か?」
「……さあ、僕にも分からない。どこまで術で、どこまでが違うのか」
術じゃ……ない?
「この前…俺が吹部の見学行ったとき、貴方が俺に陰の術を掛けたんじゃないの?」
ガタンと机にぶつかる音。
相葉が一歩近づいていた。
左手を…俺にかざしながら。
陰の術は分からないと言ったけど、もしかしたら…。
目の前まで相葉が来て、左手はもう目の前だった。
黒い革の手袋。
この先に…陰の姿が。
「ヤりなよ?櫻井くん。ヤらないなら……僕がヤっちゃうよ?」
「………」
「君が…本当に分からないよ」
ジワリ、ジワリと気迫の様なものが俺を襲ってくるような感覚。
圧倒…される。
ただ左手を俺にかざしてるだけ。
でも…。
なんだ?
この異様な空気は。
咄嗟に革の手袋をはめた左手を掴んで、引っ張った。
「………っ!」
露わになった相葉の左手。
息を飲むほど醜い左手。
顔と同じ。
蔦が這い、巻きつき、ただれた様な左手。
な、なんだこの姿は。
「櫻井くん……見ちゃったね」
相葉の笑顔に、背中がぞくっとした。
つづく
咄嗟について最低限知っておくべき3つのこと
潤に恋人の振りをしてほしいと言われたその日。
普通にチャイニーズのデリを頼み普通に二人で食べた。
食べ終わったら潤は、
じゃ、ごちそうさまでした。
と礼儀正しく挨拶し
普通に帰って行った。
俺は何とも言えない気持ちになりながら、とめる事もせず、玄関まで見送った。
家に潤を招いて、初めて潤を抱かなかった夜。
俺は潤を好きだと確信した。
*
翔さんにとうとう言ってしまった。
抱かれる度に俺は翔さんへの気持ちが募り、カラダだけの関係に凄く悩んでいた。
先輩に呼び出された日、、、
俺は決心した。
もうちゃんと決着をつけようと。
そして初めて翔さんの誘いを断ったら
翔さんはとてもがっかりしたような、俺に失望したような顔をした。
やっぱり、カラダだけの関係の方がいいのかな、、なんて思ったけれど、、、
俺は勇気を出し
「俺の恋人になって?」
そう言ったら翔さんは凄く困った顔をした。
断られたくなくて
俺は臆病になり、咄嗟に嘘をついた。
週刊誌で噂されてた女の子には、本当に迫られている先輩をかわす為に、ずっと付き合ってるフリをお願いしていたし、その子が結婚を前提にしてる人が居るのも本当だった。
それを利用して、翔さんを引き留めた。
我ながら機転が利いたと思ったが、
翔さんが冗談めかして
「恋人だろ」
なんて言うから、俺は悲しくなった。
本当の恋人になんかなれやしないのに
俺は少し希望を持ってしまった。
あんな風に翔さんが俺を抱くから、、、
俺は翔さんをこんなにも好きになってしまったんだ。
*
恋人のフリとは、例えばどんなことをするのだろう?
今までは俺が潤を欲しくなったら誘って
部屋で潤を抱くだけだったから
普通の恋人とはどんなものなのか分からなくなっていた。
「あの、、翔さん」
いつも遠慮がちに潤は俺に声をかける。
だから周りもメンバーも、俺と潤はあまり仲が良くないと思っている。
今までは潤との逢瀬を隠すためにそれで良かったが
これからは、その先輩とやらを敬遠しなければならないのだから
ちょっとは大胆になっても良いのだろうか?
「うん?どうした?」
「今日、行ってもいい?」
「え、あ、うん」
俺は顔が赤くならないように、目を潤から反らしながら返事をする。
「俺の方が早かったら、部屋に上がってていい?」
またエントランスのソファーで寝られたら心配だ。
「ああ、鍵持ってるよな?」
「うん!」
そう言ってまた何もなかったかのように、他のメンバーの方へと行ってしまった。
━━潤を抱きたい。
そんなことを思っていても、潤は本当の恋人にはなってくれないのだろうか?
咄嗟はどこよりも安い携帯サイト
「逃がさん!」
「おのれ小僧ども!!」
すかさず間合いを詰め、逃げようとするドクターライトのボディに強烈なファイターの鉄拳が叩き込まれた。
ドクターの装甲の一部が吹き飛び、敵はガクンと膝をついた。
「ここまでだ、ドクターライト。お前に殺されたたくさんの人々のために……法の裁きを受けろ。」
「ククククク…」
パトレン2号の叫びに笑い返すドクター。そして仮面の下でニヤリと笑った。
「ぐわっ!?」
倒されたはずのキメラミノスがふいに立ちあがり、パトレン2号を強烈なパンチで殴り飛ばす。
咄嗟の攻撃に遅れた緑の戦士は豪快に吹き飛ばされる。
そして牛のモンスターは頭を低くしながら猛烈にダッシュした。
パラドクスは身構えていたが、モンスターの角をかちあげてくるタックルを避け損ね、後方へと吹き飛ばされる。
「キメラミノスはやはり傑作だ!! フォートレスのかけらから、超回復能力を付与しておいて正解だった。」
「ゲホッ…ゲホッ!その名前を呼ぶなァ!」
咳をしながらふらふらと立ち上がるパトレン2号。しかしもう、ドクターライトとキメラミノスは視界から消えていた。
まんまと逃げおおせたのであった。
「ちくしょう……!また、逃がしてしまった…」
パトレン2号は伏して地面をドンドンと力一杯叩く。
パラドクスはもう見失ってしまったドクターたちを諦め、パトレン2号に視線を移した。
「よう。パトレン?っていうのか?お前は。」
「………あぁ、パトレンジャーが正式名だ。あなたのお陰で助かった。」
パトレン2号はそう言うと立ちあがり、膝の埃を払った。それからパラドクスに向き帰る。
「礼はいい。俺は通りすがっただけだ。それにこれが…引き寄せたんだと思う。」
パラドはそう言い、しまっていたパンドラパネルをパトレン2号に見せた。
赤いパネルが戦いの残り火の照り返しに美しく輝く。
「それは…まさか、なんてこった!パンドラパネルじゃないか!」
…運命か、パンドラパネルか。その見えざる大きな力に引き寄せられた二人の戦士が出会った。
物語は大きなうねりと力を受けて、すこしづつ動き始めていた。
続く
咄嗟の販売店舗情報、ただ今、大特集中です
昨日はM-1の1回戦を見に行きました。
一生に一回はM-1の予選を見に行きたかったので、どしゃ降りでしたが行きました!
感想とか通った人はこれが良かったんじゃね?とか書いてます。
見に行ってみたいけど初めてだからどんな感じなのか分からない。。。という方にも読んでいただけると幸いです。
—–
初めて賞レースを見たので、戸惑ったことはいくつかはありました。
再入場禁止
↑
当日買ったチケットに書いてありました。
過去の1回戦に行かれた方のブログを見ていたら途中退場OKと書いてあったのでそうなのかなと思ってましたが違いました
大体1ブロック15組。1ブロックやってMC、もう1ブロックやってMC、そして10分の休憩の繰り返しといった感じです。
「MC→ブロック→MC→ブロック→MC→休憩」のサイクル。
ブロック前のMCは15組ほど連続で名前読んで、そのままノンストップで15組ほどネタ。
その後MC、という感じです。
途中入場はネタをやってる途中には入れません。
——-
ルート33のお二人が司会。オンバトでも2冠のチャンピオンになったコンビですね。
そんな実力あってなんで司会やってるんだろう。もっとテレビに出てても良いはずなのに。
でも実力があるから司会やってる、と取らえておこうっと。
多分、1回戦の中で一番面白かったのはルート33の司会ぶりだと思います。
あと今年から結果発表も最後に行われるようになったようです。
こっちまでドキドキ。全くカンケ―無いのにw
——-
前置きはこのぐらいにして。
メモしながらDブロックから結果発表まで見てて思ったこと。
「このコンビ通るだろうな」とか「このコンビ受からないだろうな」というのは芸人でもなんでもない素人目のボクが見てても分かりましたねw
予想として○とか△とかつけてましたけど、ほぼ当たりました。1、2組外したぐらいです。
正直、つまんないコンビはしんどかったです(笑)
もっと汚く言えば「クソつまんねぇ奴はクソつまんねぇ」w
2分間1回も失笑すら起きないコンビもいました。
最初は芸人さんに暖かくしようと作り笑いでもいいからつまんないボケでも笑ってたんですが、徐々にその感情は無くなりました(笑)
作り笑いも疲れるんです。
つまんなかったコンビの時間に書いたであろう、ボクのつぶやきが書いてありました
「2分の辛抱」
「もはや仏の心、悟りの心で見てる」
どんなにつまんないコンビでもネタが飛んだコンビでも思い出づくりのコンビでも2分あれば終わると思って書いたんでしょう。
たしかにその通りだとは思います。
——–
「なにを偉そうに!お前はお笑い評論家か!」と通らなかった方で文句を言いたい方もいるでしょうから、ちゃんと言っておきます。
1回戦を通った人は「面白い」から通ったとは思うんですが、ほぼほぼこの条件が当てはまると思います。
☆最初から最後まで声が通る
最初は「どーもー!!!」と元気よく出てくるんですが、客席のウケなさ具合にどんどん声が小さくなっていくコンビが沢山いました。
そういうコンビは間違いなく落ちてます。
あと、声が会場の一番後ろまで通ってないコンビも。「え?何言ってんの?」みたいなw
声が聞こえないのは野球で言うなら打席にも立ててないということですから、面白いも何も判断しようがないんです。どうしようもないですよw
プロの方は一番後ろまで声が通ってました。
私はその時後ろから2列目にいたのですが、そこまでしっかり声は通っていましたし、しかも少し跳ね返りもあるぐらいの感じでした。
ウケなくても折れない心を持つことが第一だと思いますw
☆ネタが飛んでない
当たり前かw でもいたことにはいました。
「ネタを飛んだ」というきっちりとしたネタだったらどうなってかはわかりませんがw
フォローがダメなコンビ、アドリブが効かなかったコンビは落ちた、という感じ。
相方がそういう風になった時にどうすればいいのか咄嗟の判断が意外とカギを握ることになりそうです。
☆言いよどみがない
1回戦を通ったコンビは「あ、」とか「う、」とか言いよどみが記憶の限り言って無かったと思います。
ナイスアマチュア賞を取って2回戦進出を決めたコンビも全くそういうのがありませんでした。ホントに面白かったです。
☆アガりきってない(堂々としている)
通らないだろうなーと思った方で多く見られたのはアガりすぎてしまうこと。
堂々としてない、という言い方があってるかもしれません。
1回戦の会場は約50人ほどのキャパでお客さんは15人ぐらい。
一番後ろに審査員が5~6人いて、ステージの上に立ってスポットライトを当たりながら漫才をするようなところです。
しかも全員もれなくこっちに視線が向いているという状況はやっぱり慣れてなければアガってしまうのは仕方がないことだと思います。
だからこそ劇場のある事務所が強いというのも分かる気がします。
☆漫才の形になっている
これは審査員の方が沢山分かるのでしょうけど、素人のボクが考えるに、
「会話の掛け合いになっている」
「ボケの裏切りがきちんとしてること」
「ツッコミが仕事してる」
この2つが最低条件ではないのでしょうか。
お互い会話になってないよね?というコンビや、ただの会話じゃね?漫才じゃなくね?というコンビもいました。
ルート33のお二人曰く、「センターマイクの距離感が近すぎ、遠すぎのコンビや、お互い向き合っちゃうコンビもいる」とのこと。
客席も意識するというのもポイントなのかも。私は審査員じゃありませんが(笑)
ここは2回戦、3回戦・・・となるにつれてレベルがどんどん上がっていくところだとは思います(当たり前だよ)
☆なにより「面白い」
上記の条件すべて満たしてもつまんなかったら漫才は意味がありません。就活の面接だったら通るかもしれませんけど。
2分間1回も失笑すら起きないコンビもいたと先ほども書きましたけど、それは当然通りません。
あ、そういえばですが面白ければ1回戦は多少の時間警告のブザーが鳴っても通ります。
—–
追記。
書き忘れた。「M-1の1回戦はお目当ての芸人さんだけ見に行った方がいい」と思います。
ないしは「暇つぶし」w
本当に1回戦はプロアマ問わずごちゃ混ぜなので、玉石混交です。
ちなみに途中退場も可。これもMCの間か休憩の間だけできます。
1回戦のチケット代は500円。安い。
雑記は以上です。
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2018.07.30追記
この記事は書いてから1年半では効かないぐらい古い記事な
ですが、いまだにアクセスが1日50アクセスあるような記事です。
それだけM-1の1回戦をなんとしても突破したいとか、1回戦を見てみたいという方が多いということなんだと思います。
この記事を見て、少しでも観覧しに行ったり、挑戦しようと思ったりしていただければ幸いです。
全然一見さんお断りの空気はありません。たぶん。
鳴かぬなら殺してしまえ咄嗟
こんばんは。
外は涼しそうだけど、家の中は少し蒸しててなんか嫌
今日は、近所に引っ越してきたファミリーが挨拶をしに来てくれました。
優しそうなパパとママに子供二人。
正に理想のファミリー。
いつだって頭の片隅には【羨ましさ】がある。
出かけていても無意識に妊婦さんや家族連れを見ているし、誰かに話しかけたれたときは咄嗟に【パパは?って聞かれたらどうしよう!】なんて思ったりもします。
これはもう条件反射的になってしまったのかもしれません。
気にしないようにしていても、本当は羨ましくて仕方がないことが多いです。
惨めになるときだってあります。
孤独になることもあれば、先のことを考えて不安になることもたくさんあります。
私は幸せだと思うことだってたくさんあるけれど、思い描いていた未来とは明らかに違う現実に戸惑う事の方のが今は多いかもしれません。
娘が産まれた時、元夫は【男じゃないからうちの名を継げないね。】と言いました。
そして【うちのお父さんも次は男の子だなって言ってたよ!】と。
大した家柄でもないくせにこいつらは何を言っているのだと今でも鮮明に覚えています。
子供が産まれた瞬間すらこんな感じなんだから本当に離婚して正解なんだろうけど。
時々元夫にされた仕打ちをこうやって思い出しては腹わたが煮えくり返っています。笑
大抵そういうときは最初に書いたような周りを羨んでいる時なんだよね。
周りを羨んでは元夫の最悪なことを思い出す。の繰り返し
私は私のペースで周りを気にしないように過ごさないとですね💦